ニュースリリース
4割以上がコロナ収束後、出社頻度を増やしたい意向があるも、
20代女性の73.0%は“出社強制”されると転職を考える。
20代男性の半数以上が「上司・部下・同僚」と個別でリアル忘年会をしたいと回答
「社会をにぎやかに!」を企業理念に、通信回線やスマートフォンなどの通信インフラサービスを取り扱う株式会社ALL CONNECT(福井県福井市、以下オールコネクト)は、2021年11月1日(月)~11月4日(木)の4日間、オフィスでの勤務経験があり、2021年7月~2021年9月の3か月間で週平均3日以上リモートワークを実施した、全国の20代~40代のリモートワーカー600名を対象に「出社頻度と社内コミュニケーション」をテーマにした調査を実施いたしました。その結果、今後の理想のリモートワークの頻度やリアルの場での忘年会参加意向などが明らかになりました。
■コロナが収束したら、今より出社頻度を増やしたい?
全体では42.5%が出社頻度を増やしたいと回答。20代男性は61.0%と他の性年代より意向強め。
■コロナ収束後、今より出社頻度を増やしたいと思う理由は?
20代男性は「社内の人間関係を大切にしたいから」が50.8%と半数を超える結果に。
わずかながら、「恋愛対象となる人に会いたいから」という回答も。
■コロナ禍のリモートワークでの職場恋愛はあり?
全体では69.5%が「あり」と回答。
性年代別でみても、ほぼ全ての性年代の約7割が「あり」と回答。
■今年、会社行事としての忘年会があった場合、参加したい形式は?
全体では「少人数(部署など)でリアルの場」が40.7%で最多。
「全社員でリアルの場」は20代男性が33.0%と3人に1人、40代女性は10.0%とわずか1割という結果に。
20代女性は「少人数(部署など)でオンライン」32.0%が最多。
Q1. 以下の各項目について、出社とリモートワークどちらの方がより強く感じられるかをそれぞれお答えください。
(単数回答)<N=600>
出社 = 「出社」+「どちらかといえば出社」
リモートワーク = 「リモートワーク」+「どちらかといえばリモートワーク」
9月30日で全都道府県の緊急事態宣言が解除され、コロナに対して引き続き油断はできないものの、今後は再び出社を促す企業が増えてくることも考えられます。そこで今回は、出社メインだったときと現在のリモートワークメインの状況を比較して、社内コミュニケーションや仕事への向き合い方などについてどう感じるかをお聞きしました。「社内メンバーとコミュニケーションがとりやすい」、「良好な人間関係が築けている」はどちらも“出社”の回答割合が高い結果となりました。実際に会って話すことでコミュニケーションの質が上がると感じている方も多いでしょう。また、「自己成長している」、「仕事が楽しい」でも“出社”の回答が多い結果となり、出社している方が前向きに仕事に取り組めているのかもしれません。
Q2. あなたはコロナが収束したら、今より出社頻度を増やしたいと思いますか。
(単数回答)<N=600>
思う = 「思う」+「やや思う」
思わない = 「あまり思わない」+「全く思わない」
次に、コロナが収束したら、出社頻度を増やしたいと思うかをお聞きしました。全体では42.5%が出社頻度を増やしたいと回答しています。「増やしたい」という回答を性年代別でみると20代~40代全て、女性より男性の方が多い結果となりました。特に20代男性は61.0%と他の性年代と比べて出社頻度を増やしたいという意向が強いようです。
Q3. コロナ収束後、今より出社頻度を増やしたいと思う理由をお答えください。
(複数回答)<N=255>
コロナ収束後、“出社頻度を増やしたいと思う”と回答した方に対し、回答理由をお聞きしました。全体で最も多い回答が「対面の方が仕事の相談や報告がしやすいから」で74.5%という結果となりました。性年代別でみると、20代男性は「社内の人間関係を大切にしたいから」が50.8%と半数を超える結果となりました。【Q2】で20代男性の6割以上がコロナ収束後、出社頻度を増やしたいと回答した結果から、社内で良い人間関係を築くために出社頻度を増やしたいという思いが他の性年代より強いのかもしれません。また「恋愛対象となる人に会いたいから」は6.3%とわずかながらも回答があり、好きな人に会うために出社したいと思っている方もいることがわかりました。
Q4. あなたはコロナ禍で恋愛する機会が減ったと思いますか。
(単数回答)<N=600>
思う = 「思う」+「やや思う」
思わない = 「あまり思わない」+「思わない」
コロナ禍で恋愛する機会が減ったと思うかをお聞きしたところ、全体では59.8%が減ったと思うと回答しました。性年代別でみても、全ての性年代の半数以上が減ったと思うと回答しています。恋愛事情において、幅広い年代でコロナの影響を受けていることがわかります。
Q5. あなたはコロナ禍のリモートワークでの職場恋愛はありだと思いますか。
(単数回答)<N=600>
思う = 「思う」+「どちらかといえば思う」
思わない = 「どちらかといえば思わない」+「思わない」
コロナ禍のリモートワークでの職場恋愛はありだと思うかをお聞きしたところ、全体では69.5%が「あり」と回答しました。性年代別でみても、ほぼ全ての性年代の約7割が「あり」だということがわかりました。今後、リモートワークも恋愛に発展する一つの出会い方となるのでしょうか。
Q6. あなたはお勤めの会社から自分が望まない出社を強制された場合、転職を考えると思いますか。
(単数回答)<N=600>
思う = 「思う」+「やや思う」
思わない = 「あまり思わない」+「全く思わない」
会社から自分が望まない出社を強制された場合、転職を考えると思うかをお聞きしました。全体では57.0%が考えると思うと回答しました。性年代別でみると、20代が男女共に約7割という結果となっており、リモートワークという働き方を変えたくないという思いが他の性年代より強いようです。
Q7. あなたの今後の理想のリモートワーク頻度について、緊急事態宣言が“発令されていない状態”としてお答えください。
(単数回答)<N=600>
理想のリモートワークの頻度を緊急事態宣言が“発令されていない状態”としてお聞きしました。「週2日」14.7%と「週1日以下」7.2%、「リモートワークはしたくない」7.5%を合わせると、約3割が週3日以上出社したいということがわかりました。
また、「リモートワークはしたくない」という回答に関連する設問で、リモートワークで感じる“仕事環境”や“生活全般”についての不満や悩みを自由回答方式でお聞きしたところ、“仕事環境”では「通信環境が悪い」や「印刷ができない」、「リモートワーク用の机と椅子がない」などの声が挙がりました。“生活全般”では、「光熱費UP」や「運動不足で太った」、「女子力低下」などの声が挙がっており、リモートワークの不満や悩みから出社したいという気持ちが表れているのでしょうか。
Q8. あなたは今年、リアルの場で忘年会をしたい(参加したい)と思いますか。
(単数回答)<N=600>
したい(参加したい) = 「したい(参加したい)」+「ややしたい(やや参加したい)」
したくない(参加したくない) = 「あまりしたくない(あまり参加したくない)」+「したくない(参加したくない)」
コロナの感染が拡大する前までは、忘年会の計画が始まるタイミングともいえる11月。今年は新型コロナワクチンの接種が進みましたが、会社の忘年会への参加意向はどうなのでしょうか。ほぼ全ての性年代、会社行事の忘年会より上司や部下、同僚と個別で忘年会をしたい(参加したい)という回答の割合が高い結果となりました。特に20代男性は回答割合が半数を超えており、会社行事とは別で、上司や部下、同僚と個別の“隠れ忘年会”を計画しているのかもしれません。
Q9. あなたが今年、お勤めの会社行事としての忘年会があった場合、参加したい形式をお答えください。
(単数回答)<N=600>
今年、会社行事としての忘年会があった場合、参加したい形式をお聞きしました。全体で最も多い回答が「少人数(部署など)でリアルの場」で40.7%、次いで「少人数(部署など)でオンライン」24.2%という結果となりました。性年代別でみると、「全社員でリアルの場」は20代男性が33.0%と3人に1人回答した一方、40代女性は10.0%とわずか1割という結果となりました。また、20代女性は「少人数(部署など)でオンライン」が最多回答で32.0%となっています。
【総括】
コロナ感染拡大前まで出社していた方にとって、リモートワークより出社した方が社内コミュニケーションがとりやすく、良好な人間関係が築けると強く感じていることがわかりました。また、コロナ収束後は出社頻度を増やしたいという声が挙がっているものの、会社から出社を強制されると半数以上が転職を考える結果となり、リモートワークを継続したいという気持ちも強いことがわかりました。会社側としては、勤務形態を出社かリモートワークのどちらかを社員が選べる状況をつくることが大切だと言えるでしょう。
また、緊急事態宣言が明けて感染状況が落ち着き、飲食店が通常営業に戻りましたが、リアルの場で会社行事の忘年会に参加したいと思う方は全体で3割未満という結果となりました。一方、会社行事の忘年会より、社内メンバーとの個別の忘年会に参加したいという声も挙がる結果となり、20代男性では半数以上が個別での忘年会を望んでいることもわかりました。とはいえ、コロナ禍の影響で社内コミュニケーションの考え方も大きく変わっている会社も多いはずなので、今後は飲みニケーションのみに頼らない方法も用意する必要があるのではないでしょうか。
※本リリース内の百分率表示は四捨五入の丸め計算を行っており、合計して100%とならない場合がございます
【調査概要】
1.調査の方法:WEBアンケート方式で実施
2.調査の対象:オフィスでの勤務経験があり、2021年7月~2021年9月の3か月間で週平均3日以上リモートワークを実施した会社員・団体職員(正社員、派遣・契約社員)、全国の20代~40代の男女
3.有効回答数:600名(20代~40代男女100名ずつ)
4.調査実施日:2021年11月1日(月)~11月4日(木)の4日間
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<例>「株式会社オールコネクトが実施した調査によると……」