2026年度 福井大学×ALL CONNECT産学連携教育を開始―プロバスケットボールクラブ「福井ブローウィンズ」を題材に、学生が地域活性効果の見える化に挑戦―
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「社会をにぎやかに!」を企業理念に、通信インフラ事業と地域振興事業を手掛ける株式会社ALL CONNECT(オールコネクト、本社:福井県福井市、代表取締役社長:岩井 宏太)は、国立大学法人福井大学 大学院工学研究科 経営・技術革新工学研究室と連携し、福井に根ざすプロバスケットボールクラブ「福井ブローウィンズ」をテーマとした産学連携教育を、昨年度に引き続き2026年度も5月〜7月にかけて実施いたします。
本取り組みは、オールコネクトがオーナー企業を務めるプロバスケットボールクラブ「福井ブローウィンズ」を題材に、学生が地域振興事業の価値やアントレプレナーシップについて実践的に学ぶものです。
2026年5月16日(金)には、福井大学文京キャンパスにて初回授業を実施。
今回の講義では、福井ブローウィンズが地域にもたらしている“数字だけでは見えづらい価値”をテーマに、学生がグループワークを行いました。経済波及効果のような定量的な成果だけでなく、地域のにぎわい、家族や友人との会話、子どもの憧れ、地域への愛着や誇りなど、生活者の実感に近い変化をどのように捉えるかを考えました。
プロジェクトの狙い
◎地域振興効果の可視化
福井ブローウィンズが地域にもたらす影響について、経済効果に加え、地域のにぎわいや交流促進といった定性的な価値も含めて分析します。学生ならではの視点を活かし、地域に根差した新たな価値発見を目指します。
◎実践的な人材育成
学生が実社会のテーマに取り組み、仮説立案から調査設計、分析・発表までを行うことで、課題発見力や提案力を養う実践的な学びの機会を提供します。
◎継続的な産学連携モデル
本取り組みは昨年度から継続して実施しており、単年度で終わらない地域共創型プロジェクトとして展開しています。今後も企業・大学・地域が連携しながら、地域活性化につながる知見の蓄積を目指します。
初回講義の様子
初回講義には約120名の学生が参加。はじめに当社が福井ブローウィンズなどの地域振興事業に取り組む背景について紹介しました。
当社は、地域振興事業を単なる地域貢献活動ではなく、地域のにぎわい創出が企業と地域双方の持続的な成長につながる「事業」として捉えています。講義では、プロスポーツ事業を通じて地域にどのような価値が生まれているのか、また、その価値をどのように言語化し、可視化していくのかを学生と共有。その後、学生はグループごとに、福井ブローウィンズに対する県民の印象や、地域で起きているかもしれない影響・変化について仮説を出し合いました。

グループワークでは、
「子どもがプロ選手に憧れ、バスケットボールに関心を持つきっかけになっているのではないか」
「親子で休日に出かけられる地域イベントとして見られているのではないか」
「試合観戦が家族や友人との会話を生んでいるのではないか」
「福井に熱狂できる場所ができたと感じている人がいるのではないか」
など、学生ならではの生活者視点から多くの意見が挙がりました。
また、ポジティブな印象だけでなく、
「存在は知っているが、観戦するきっかけがない人もいるのではないか」
「福井ブローウィンズの活動内容がまだ十分に届いていない層もいるのではないか」といった課題につながる視点も見られました。
今回の講義で学生が取り組んだのは、事業開発における「仮説構築」のプロセスです。新しい事業や地域振興の取り組みでは、最初から正解が見えているわけではありません。まずは、顧客や地域の人々がどのように感じているのか、どこに価値や課題があるのかを仮説として考え、その後、実際の声を通じて確かめていくことが重要だと考えます。
学生たちは、福井ブローウィンズという実際の地域事業を題材に、地域の価値を自分たちで見つけにいくアントレプレナーシップの第一歩を体験しました。
昨年度の取り組みについて
2025年度の初回取り組みでは、約200名の学生が講義に参加し、福井ブローウィンズが地域に与える影響について調査・分析を実施しました。
学生たちは「観戦による交流促進」「地域のにぎわい」「中高生へのモチベーション効果」などをテーマにアンケート調査を行い、最終講義では10グループが成果発表を実施。スポーツが地域にもたらす価値を、データを用いて可視化する挑戦となりました。

さらに、第3回授業終了後も福井大学大学院 工学研究科 経営・技術革新工学研究室と連携し、継続的な調査・研究を実施しています。
後期の共同研究では、スポーツチームが地域にもたらす“定性的価値”を可視化するモデル「SMILE(Social Model for Invisible Local Evaluation)」の開発に取り組みました。学生たちは県内各地でのフィールドワークやWEBアンケート調査を通じて約1,400件の回答を収集し、「精神的健康」「地域活性化意識」「地元への誇り」などの観点から、地域に与える影響を分析しました。
また、講義内で生まれた提案については、大学院生や研究室メンバーも加わり、実装に向けた検討を継続。スポーツチームの社会的価値を継続的に評価できる仕組みづくりを目指しています。
今後の展望
オールコネクトは、「社会をにぎやかに!」という理念のもと、地域に根ざした企業として、スポーツや教育を通じた地域活性化に取り組んでいます。
本取り組みでは、学生が地域社会のリアルな課題と向き合い、自ら調査・分析・提案を行うことで、実践的な学びを得る機会を創出しています。また、企業・大学・地域が連携しながら、スポーツが地域にもたらす価値を多面的に捉え、地域社会へ還元していく新たなモデルづくりを目指しています。
ALL CONNECTは今後も、産学連携による継続的な学びの場づくりを通じて、次世代人材の育成と福井のさらなる活性化に貢献してまいります。