挑戦と成長
キャリアの中で見つけた「面白さ」と「責任」

  • コンタクト本部 本部長 K.O.(写真左)
  • コンタクト本部第二営業部 部長 A.S.(写真右)

組織を牽引するリーダーとして活躍するK.O.さん(コンタクト本部 本部長)とA.S.さん(コンタクト本部第二営業部 部長)。新卒入社からキャリアを積み重ね、責任ある立場を任される中で、二人が見つけた「面白さ」と「責任」のバランスから、日々の決断の重みや、組織を動かすリーダーとしてのやりがい、さらには次なるゴールに向けたビジョンまで、真剣かつユーモアを交えながら語ってもらいました。

面白さと責任のバランス

インタビュアー:
まずは自己紹介からお願いできますか?

K.O.本部長:
コンタクト本部で現在、本部長を務めています。入社は2016年、新卒で入社して、今年で9年目、30歳になります。ずっとコンタクト本部に在籍し、係長、課長、部長とキャリアを積み上げてきました。そして昨年、本部長に就任し、今年7月には二つに分かれていた本部を統合し、全体を自分が統括する形になりました。完全に縦のキャリアですね。泥臭くここまで来ました(笑)。

A.S.部長:
同じくコンタクト本部の第2営業部で部長をやっています。2019年に新卒で入社し、今年で6年目です。僕もK.Oさんと同じように、係長、課長と役職を一つずつ経験させていただいて、今年の9月から第2営業部を統括しています。自分も叩き上げのキャリアです。

インタビュアー:
ありがとうございます。お二人とも入社してからしっかりキャリアを積み上げてきて、今のポジションに立たれているわけですね。縦関係としても長い関係だと聞いています。その中で、責任範囲が広がることで仕事の「面白さ」や「責任感」のバランスにどのような変化があったのか、今感じていることを教えていただけますか?

A.S.部長:
確かに役職が上がるにつれて責任の大きさはすごく増していると感じます。でも、僕自身の仕事のモチベーションって「面白いことをやりたい」「自分が楽しいと思えることをやりたい」というところにあるんですよね。
係長や課長の時は、責任よりも「面白さ」が先行していたように思います。もちろん責任感はあったんですが、それよりも純粋に「楽しい」「もっとやってみたい」という気持ちが勝っていた。
でも部長に上がると、責任がズシッとくる瞬間が増えてきました。プレッシャーというか、「これは失敗できないな」という感覚。でも、面白さが完全に消えるわけじゃなくて、むしろ「面白さ」が役職を上がるごとにどんどん大きくなっている気がします。
最初は目の前の仕事だけを見て「楽しい」と感じていたけど、今はもっと広い範囲を見て「楽しい」「面白い」と思えるようになったというか。そういう意味では、責任が増えるほど面白さも比例して増している感覚がありますね。

K.O.本部長 :
めっちゃA.S.らしいな(笑)。彼の言う「面白さ」って、ただ単にふざけるとかそういう意味じゃなくて、新しいことにチャレンジする姿勢とか、今までになかったアプローチを考えることだったりするんですよ。でも、それが独りよがりじゃなくて、ちゃんと現場のメンバーにも共有されて、結果に結びつく。
僕から見ても「あ、これは面白いな」と思う瞬間がちょくちょくあります。A.Sはそういう「新しい視点」で物事を見て進めるのが得意だと思いますね。

A.S.部長:
そう言ってもらえるのは嬉しいですね(笑)。でも本当に、自分の中では「今まで通りのやり方にとらわれない」「もっと良いやり方を見つける」というのが面白さの根底にありますね。そう見てもらえているなら嬉しいです。

決断力がリーダーの価値を決める

インタビュアー:
お二人の「面白さ」と「責任感」のバランスが伝わってきました。それぞれの仕事に対する姿勢や考え方がすごく表れていますね。K.Oさんから見て、そのバランスってどう感じていますか?

K.O.本部長:
そうだなぁ…やっぱり「責任」って、役職が上がれば上がるほど重たくなるし、影響範囲も広がっていきます。今年7月に統括してからは、僕の組織は200人以上になって、会社全体の半分近くのスタッフを抱えるようになりました。
200人っていうのは、もう数字としてのインパクトもそうですが、「自分の判断や決断が200人に影響する」という事実が重い。でも、それが僕にとっての面白さでもあるんですよね。
目の前の業務や、直属の部下の成長だけじゃなくて、もっと大きな視点で「200人全体がより良くなるにはどうすればいいか」「この一手でどれだけ変えられるか」を考える。それが今の僕にとっての「面白さ」なんです。
もちろんプレッシャーはあるし、責任も重い。でも、その分成功した時の喜びや達成感は、これまでのどの役職よりも大きいんですよね。

A.S.部長:
ああ、めちゃくちゃわかります。K.O.さんの話を聞いていて、自分ももっと広い視野で物事を見られるようになりたいなって改めて思いました。

インタビュアー:
その視野の広さや責任感が、オールコネクトの組織の特徴を支えているんですね。オールコネクトの組織文化について、他に特徴的な点があれば教えていただけますか?

K.O.本部長:
「決断できる人に価値が集中する」ですかね。決断って簡単なようで、ものすごく難しい。特に200人を動かす決断となると、それが正しいかどうか、結果が出るまでわからないことも多い。でも、リーダーという立場にいる以上、決断を避けるわけにはいかない。
その決断が速くて正確であるほど、その人の価値は高まると思います。それはリーダーとしての大きな役割だし、そういう「決断力」がある人に自然と周囲の期待や信頼が集中していくんだと思います。

A.S.部長:
僕も同じ意見ですね。決断力は経験と知識の積み重ねでしか養えないものだと思っています。だから最初は「量」をこなすことが大切なんです。量をこなすことで初めて「質」が見えてくる。
その積み重ねが最終的には「決断の質」につながるんじゃないかなって。

K.O.本部長:
うん、結局「量」なんですよね。でも、その量を「どこに向けるか」というゴール設定がめちゃくちゃ大事なんですよ。漠然とやっていても成長しないから。明確なゴール設定をして、その方向に向かって努力する。それがすごく大切です。

努力を最大化するゴール設定

インタビュアー:
お二人の「量」と「ゴール設定」の重要性がしっかり伝わってきました。では、その「ゴール設定」についてもう少し掘り下げたいんですが、具体的にどんなゴールを意識していたか、または今振り返ると「あの時こういうゴールを設定していたらよかったな」と思うことはありますか?

A.S.部長:
僕の場合、最初は正直「役職に就きたい」という気持ちが強かったですね。「係長になりたい」「課長になりたい」とか。でも今振り返ると、その時のゴール設定は少し漠然としていたなと思います。
もっと「どういう状態になっていたら係長になれるのか」「どんなスキルが求められるのか」というのを明確に設定して、その上で「どれくらいの期間で達成するのか」というタイムラインまで引いておけば、もっと効率的に目標に到達できたのかなと。
だから、今後後輩にアドバイスするなら、まず「ゴールを細分化して明確にすること」ですね。そしてそのゴールに向かって徹底的に量をこなす。そういう形が理想だと思います。

K.O.本部長:
うん、それめちゃくちゃわかる。結局、努力って量に帰着するんだけど、その努力を最大化するためには「どこに向かって努力するのか」がすごく大事なんだよね。
たとえば、1年目の社員が「係長になりたい」と言うなら、「係長になるために必要なことは何か」をしっかり洗い出して、それを一つひとつクリアしていく。そのためには、「このスキルは半年以内に身につける」とか、「この知識は3ヶ月で習得する」とか、期限を設けることも大事。
僕自身も当時は漠然と「次は課長になりたい」「次は部長になりたい」と考えていたけど、今振り返るともっと明確にゴールを設定しておけば、より早く次のステージに行けたかもしれないなと思うこともあります。

A.S.部長:
そうですね。最初は本当に「量」をこなすことが大事。でもその「量」をどの方向に向けるか、そこを意識するだけで結果が全然違ってきますよね。

次のステージへの挑戦

インタビュアー:
お二人はそれぞれ次のステージやゴールをどう描いているのか、ぜひ教えてください。個人としての目標でも、組織としての目標でも構いません。

A.S.部長:
僕はやっぱり「本部長になりたい」という気持ちがあります(笑)。ただ、その「本部長になりたい」というゴールの手前には、「今のチームをもっと強くする」という中間ゴールがありますね。
僕の部にいるメンバー全員が「やりがい」を持って働ける状態を作りたい。それは昇進という形でもいいし、日々の仕事の中で「自分が成長している」と感じられる状態でもいい。
その環境を作り上げた上で、僕自身がさらに上の役職を目指す。そういうステップを踏んでいきたいですね。

K.O.本部長:
うん、いいね。僕の目標は大きく分けて二つあります。一つは「脱属人化」。これは事業的な目標です。たとえば、データ入力や事務的な作業など、人間がやらなくてもいい仕事は徹底的にDX化して効率化する。
一方で、人がやるべき部分――たとえば営業やコミュニケーションの部分は、人材をしっかり育てて強化する。そのバランスをしっかり取ることで、組織全体の生産性を高めたいと思っています。
もう一つは「育成基盤の確立」。今、僕たちの組織は全社の中でも「人材の源泉」としての役割を果たしています。事業企画や人事、マーケティング、デザインなど、他部門にも優秀な人材を送り出せる組織にしたい。
そのために、うちの本部内でしっかりと「育成サイクル」が回る仕組みを作りたいと考えています。

インタビュアー:
なるほど。K.Oさんは次世代へのバトンタッチも意識されているんですね。

K.O.本部長:
そうですね。僕自身は2年以内に本部長を譲りたいと考えています。もちろん、ただ「譲る」だけじゃなくて、そのための後任をしっかり育成する。
僕がいなくなっても、組織がしっかり回る状態を作る。それが今の僕の大きなゴールの一つです。

A.S.部長:
K.Oさんがそう言うと、やっぱり僕自身もそのポジションを目指さなきゃなって気が引き締まります(笑)。

K.O.本部長:
うん。でもそのポジションは誰かに「譲る」というより、「勝ち取る」ものだから(笑)。僕も簡単には譲らないよ(笑)。でもA.Sがそのポジションに立った時、僕はすごく嬉しいと思う。

行動する人に最高の環境

インタビュアー:
素晴らしいですね。では最後に、これから入社してくる若手や、成長したいと思っている人たちに向けてメッセージをお願いします。

K.O.本部長:
うちの会社は「実力主義」です。年齢や経験に関係なく、努力して成果を上げた人が報われる環境が整っています。でもその努力をするかどうかは自分次第。
だから、「何者かになりたい」「自分の力を試したい」という強い意志がある人にとっては、これ以上ない環境だと思います。逆に言うと、自分から行動しないと何も起きない。それがこの会社の特徴でもありますね。

A.S.部長:
本当にその通りですね。僕自身も、この会社に入る決め手は「若くても上に行ける」「頑張った先に出した成果が評価される」という部分でした。そして実際にそれはギャップなく実現できています。
もちろん、頑張って成果を出し続けるのは大変ですが、その先には「評価」や「やりがい」が待っている。それを信じて一歩踏み出してほしいですね。

K.O.本部長:
まさに「行動する人」「努力する人」にとっては最高の場所。それがこの会社です。

インタビュアー:
お二人のお話を聞いて、本当に熱意やビジョンが伝わってきました。今日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました!

K.O.本部長・A.S.部長:
ありがとうございました!