社会をにぎやかに!
オールコネクトが描く未来と
プロフェッショナルの力を活かす組織
- 取締役 斉藤 鋭一

通信事業から広がるオールコネクトの可能性。「社会をにぎやかに!」という理念のもと、外部パートナーとの連携や新たな事業領域への進出により、社員一人ひとりがプロフェッショナルになり、互いに高め合う組織を目指しています。困難をきっかけに生まれた柔軟な文化やチームワークが、会社全体の活力と新たな価値を創出。「かっこいい人材が集う場所」として信頼と成果を築きながら、未来の企業像を追求するオールコネクトの歩みをご紹介します。
多角化するオールコネクトの核を探る
インタビュアー:
オールコネクトは通信事業の会社というイメージが強いですが、最近は事業の多角化が進んでいますよね。その中でも通信事業は柱であり続けると思いますが、多角化によって見られ方や求められ方が変わる可能性もあります。一方で、多角化が進むと「何をやっている会社か分からない」という声が出るリスクもあるかもしれません。その点についてどうお考えですか?
斉藤:
確かにそうですね。多角化以前に当社が何をしている会社なのかご存じない方も多くいらっしゃるかと思いますが、当社はWEBを利用して主にインターネット回線やスマホなどの通信商材を販売しています。最近のトレンドとして、事業を推進できる人材を育成するだけでなく、多様な方々と協力して新しい価値を創出する組織になりたいという思いがあります。それが会社の核になると考えているので自然とやることも多角化していっているかと思います。
インタビュアー:
つまり、多角化を支えるのは社員の専門性や協力体制ということでしょうか?
斉藤:
その通りです。私たちは、それぞれに役割を担っていますが、その役割においてはプロフェッショナルになり、成果を出せる集まりを目指しています。全員が自分のスキルを発揮しながら、相互に補完し合える組織づくりを進めています。
インタビュアー:
例えば通信事業とその他の事業との間で、注力するバランスも重要かと思います。このあたりはどのようにお考えですか?
斉藤:
確かにバランスは重要ですがバランス良くというよりも私たちの方向性としては、通信事業を主軸としつつ、他の事業を成長させるためにリソース配分を工夫しています。また、これまでは内製化することが多かったのですが、最近は外部パートナーと協力し、効率的に事業を進められるようになってきました。
インタビュアー:
パートナーシップの活用ですね。その方針の変化によって、社員の働き方や会社の雰囲気にも変化があったのでしょうか?
斉藤:
はい、特に社員同士の連携や外部との関わり方がより柔軟になりました。以前は「社内で解決する」ことが優先されていましたが、今は「社外の力を借りて最善を目指す」という意識が浸透しています。それが結果的に社員の成長にもつながり、会社全体の活力を高めています。

専門性とパートナーシップを活かした組織文化
インタビュアー:
その変化が会社の多角化をさらに推進しているわけですね。変化によって得たものとして具体的な事例などはありますか?
斉藤:
先述したように昔は内製化が強みでした。例えば、WEBマーケティングに関することはすべて自社で揃えていました。それによって、結果的に能力面や時間の面において社内でできることは制限されていました。ただ、現在は最強のパートナーと組むことを重視しています。WEBに関することやビジネスのあり方は日々進化しており、当社の案件のみで得られるノウハウだけでは追いつかない恐れもあります。また新規事業はそもそも当社にノウハウがないのでパートナーの力を借りるのは必然です。結果的にクオリティが高いものが得られます。
インタビュアー:
パートナーシップを重視することで、社員の役割やスキルも変わってきたのでしょうか?
斉藤:
ええ。その結果、これまで未経験だった領域にも挑戦しやすくなりました。成果を出すためにどうすれば良いかを常に考える文化はもとより根付いていますが、そのための手段や視点は広がっています。
インタビュアー:
文化として、社員が成果に向けて行動し続ける仕組みが整っていると感じます。例えば、社員のチームワークや、個々のモチベーションを引き出す方法についてはどうお考えですか?
斉藤:
チームワークについては個人の「責任と役割」が認識されていれば自然と生まれます。チーム共通の成果を出すために「私の領域ではこのような事ができる」とリーダーに提案が来るような組織になっていますし評価もその内容に連動しています。これは各自がチームにおいて自分の役割をよく理解しており、そこに存在意義を獲得する行為です。同時に権限も明確になっているので、その権限の範囲で考え、実行することによりモチベーションというものも自然と発生しています。モチベーション低下は後から「それは違う。評価しない。」と言われることで発生することが多いです。責任、役割、権限の範囲を誰にどれだけ割り振るか、も管理職の役割の一つです。あとはゴールを明確に設定することも大切ですね
インタビュアー:
ゴールを“明確”にするために必要な要素はなんでしょうか?
斉藤:
“明確”にするためには「期限」と「状態」の設定が必要です。人によって解釈が異なる表現ではなく「いつまでにどういう状態になっているべきか」をチーム内で共有し各自与えられた権限の中で責任と役割を全うします。期限、状態において権限が不足しているようであれば、スタートする前に与えます。当然、すべてが順調にいくわけではないので、この設定を繰り返していきます。
インタビュアー:
このような文化や考えはどのようにして培われてきたのでしょうか?
斉藤:
社内研修はもちろんですが、困難を乗り越える過程で強化されてきた側面もあります。トラブルが発生したときにお互いの役割やゴールを明確にして問題を解決するために全力を尽くす。その経験が積み重なって、今の文化が形成されてきました。
インタビュアー:
普段の研修による取り組みが、トラブルの際にも発揮されるというのは素晴らしいですね。それによって個々のスキルが磨かれると同時に、会社全体の雰囲気にも良い影響を与えていそうです。

「社会をにぎやかに!」の意味と事業の意義
インタビュアー:
「社会をにぎやかに!」という理念にはどのような意味が込められているのでしょうか?
斉藤:
福井ブローウィンズやONE PARK FESTIVALによる盛り上がりはもちろんですし、各事業や個人の行動とその質も「社会をにぎやかに!」という理念に繋がっていると思います。
インタビュアー:
実感が得やすい取り組みだけでなく、企業の様々な活動において理念を体現しているということですね。福井ブローウィンズやONE PARK FESTIVALの取り組みの影響を実感することはありますか?
斉藤:
例えば、普段なら家で過ごしていたであろう休日に、バスケの試合を観に行くという新たな選択肢が生まれました。会場の熱気を目の当たりにして社会をにぎやかにしているということを実感しましたし、自分自身もそのにぎやかさに触れ生活に溶け込んでいる感覚を覚えました。
インタビュアー:
ご自身の生活の中でも理念が体現されている瞬間に立ち会えるというのは素晴らしいですね。
困難を乗り越えることで生まれる成長
インタビュアー:
オールコネクトが過去に経験した困難と、それを乗り越えたことで得たものについて教えていただけますか?
斉藤:
いろいろありましたね。例えば、震災で固定回線が開通しなくなったり、Wi-Fiの通信提供が止まったりしたことがありました。大変な状況でしたが、それらを乗り越えることで成長した社員が必ずいました。
インタビュアー:
困難を乗り越えることで、社員同士の絆も深まるのでしょうか?
斉藤:
そうですね。トラブルを通じてお互いを支え合うことで、信頼関係が強くなります。それが会社全体の雰囲気や文化にも良い影響を与えています。
インタビュアー:
具体的に、その経験を通じてどのような変化が生まれたのですか?
斉藤:
社員の間で「失敗から学ぶ」という文化が根付いたのが大きいですね。 トラブルを一時的な問題として片付けるのではなく、そこから次にどうつなげるかを考えるようになりました。例えば、新しい業務フローを作ったり、リスク管理の体制を見直したりと、前向きな変化が生まれています。場合によっては外的要因で困難に直面することもありますが、例え自分達に非がなかったとしても言い訳をせず苦難を乗り越える事で行動変化が生まれ成長を遂げるという場面は多く見てきました
インタビュアー:
それが社員一人ひとりの成長に繋がり、会社の強さになっているのですね。他に印象的なエピソードがあれば教えてください。
斉藤:
震災によって当社で取り扱っていたウォーターサーバーの供給が止まった際には、社員全員で解決策を模索しました。その過程で、通常の業務では見えない各自のリーダーシップや柔軟性が発揮され、会社全体が大きく成長するきっかけになりました。

未来のオールコネクトとブランド構築の可能性
インタビュアー:
未来のオールコネクトが目指す姿について教えてください。
斉藤:
未来の企業像として、会社という概念が薄れ、プロフェッショナル同士のネットワークが重視される世界を想像しています。オールコネクトもその中で「かっこいい人材の集まり」というブランドを強化していきたいですね。
インタビュアー:
その「かっこいい人材」というのはもちろん外見的な意味ではなく“頼もしい”とか“こうなりたい”と思ってもらえるようなイメージですよね?
斉藤:
そうです。その価値観や目標を共有し適切に発信をすることで、自然と魅力的な人材が集まる会社になれば理想的です。そのためにも日々過ごす中で社員一人ひとりが高い人間性を持って発言や行動をすることが大切で、ブランドを育むうえで重要だと思います。
インタビュアー:
ありがとうございます。これからのオールコネクトがますます楽しみです!