ALL CONNECT と福井県立大、産学連携で描くサステイナブル福井── 学生が提案した“未来の地域モデル”

2025.08.19
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オールコネクトは、福井県立大学と、一般社団法人地域サステイナビリティ総合研究所、SAKATA ISHIYAMA OFFICE と連携して、福井県立大学にて福井の持続可能な地域活性化を考える寄附講座を行いました。 

講座スケジュール 

内容
第1回観光・文化・地域産業の高付加価値・高単価の実現のための
リベラルアーツと科学的思考の重要性
第2回なぜ先進国の地方の地域経済活性化は、「世界最難関の国際問題」なのか 1
自己責任と言われる地域活性化の難しさとは 
第3回なぜ先進国の地方の地域経済活性化は、「世界最難関の国際問題」なのか 2
地域貢献と社会貢献の相違点 
第4回なぜ先進国の地方の地域経済活性化は、「世界最難関の国際問題」なのか 3
社会貢献と社会制度の関係性 
第5回なぜ先進国の地方の地域経済活性化は、「世界最難関の国際問題」なのか 4
産官学連携はなぜ困難なのか? 
第6回なぜ先進国の地方の地域経済活性化は、「世界最難関の国際問題」なのか 5
地域活性化が失敗するパターンとは 
第7回なぜ世界の産業が大きくシフトし、観光産業だけが右肩上がりなのか
第8回観光コンテンツとは何か1【 食文化・宿泊施設の観光コンテンツ】
第9回観光コンテンツとは何か2【 自然環境、景勝地などの観光コンテンツ】
第10回観光コンテンツとは何か3【 歴史、伝統文化の観光コンテンツ】
第11回「構想をカタチにする」── 企画書・事業計画書のデザインと戦略
第12回地域プロジェクト計画の方程式──企画書・事業計画書の要素と目的
第13回観光コンテンツとは何か4【 VIP 用特別体験などの観光コンテンツ】
第14回福井の国際観光コンテンツの創造
――福井の食文化コンテンツで高付加価値ガイドの実践 
第15回社会をにぎやかに――福井の取組と未来
(阪田博士と佐々木祐貴氏とのシンポジウム形式) 

プロジェクトの狙い 

地域経済や地域観光産業の持続可能な発展を目指し、教育機関や地域住民、産官学の連携を推進することを目的としています。そのために、サステイナブルな地域経済・観光産業の活性化に関する理論と実践を提供します。 

また、福井県立大学と連携して教育プログラムやワークショップを実施し、次世代の地域リーダーを育成することで、地域社会の持続可能な発展に貢献します。

講座概要 

先進国の地方における地域経済活性化は、世界最難関の国際問題であると国際連合は報告しています。日本は地域経済活性化に有効とされている地域観光産業を、国策として強力に推進していますが、思いのほか伸び悩んでいます。 

本講座では、「産業科学、心理学、脳科学」などの融合科学的知見をもとに、「サステイナブル(持続可能)な地域経済・産業活性化」に関する理論的かつ実践的な学びを提供するものです。 

講座担当者

オウデム株式会社 代表取締役
株式会社ALL CONNECT 未来まちづくり事業部 部長
佐々木 祐貴

1986 年 福井県鯖江市生まれ。
2012 年ALL CONNECT 入社。地域振興事業部へ異動後、2023 年に子会社であるオウデム株式会社代表に就任。 オウデム株式会社では、アンテナショップ事業を、持続可能な運営・地元企業だからこそできる運営の両輪を実現するために、県やALL FUKUI 各社とともに運営を行っている。

東京国立博物館 参与
日本女子大学 特別招聘教授
SAKATA ISHIYAMA OFFICE 所長
芸術批評家、芸術科学者
阪田 徹 Ph.D.

文化芸術の脳科学、心理学等の応用研究により、博士( 学術) を取得。企業、各種行政組織などのアドバイザー、顧問、社外取締役など多数就任。政策アドバイザー、ブランドアドバイザー。国土交通省の観光庁の有識者・アドバイザーに就任。インバウンド観光や富裕層観光のアドバイザー業務を行う。 

福井県立大学
経済学部 / 経営学科 教授
藤野 秀則 Ph.D.

大阪府出身。2002 年度京都大学工学部卒業、2004 年度京都大学大学院エネルギー科学研究科修士課程修了。2004 年度松下電工(現パナソニック)勤務を経て、2008 年度同博士課程修了。博士(エネルギー科学)。2008-2014 年度JR 西日本・安全研究所勤務を経て、2015 年度より福井県立大学経済学部講師に着任。2018 年度より同准教授、2023 年度より同教授。2025 年度より同学部長に就任。専門は安全管理論、ヒューマンインタフェース。福井県原子力安全専門委員会等の委員。

講座の結果

2025年前期の寄附講座では、福井県立大学の学生が、地域経済と観光産業の活性化に関する理論と実践を往復しながら学びました。前半は国内外の地域活性化の成功・失敗事例をケーススタディで取り上げ、地方が抱える課題と解決の手がかりを整理。後半は「食・自然・文化・特別体験」など多様な観光資源を題材に、地域コンテンツの磨き上げや事業化のプロセスをワークショップ形式で体験しました。 

最終回では、受講生がチームごとに事業計画を発表。市場規模、収益モデル、実行ロードマップまで具体化したプランには、大学教員に加え、ALL CONNECT の地域振興担当や事業経験者がコメントを付し、実現性を高める視点を共有しました。学生たちは“机上のアイデア”に留まらない企画立案力とプレゼンテーション力を磨きました。地域に貢献するビジネスを自ら考え、持続可能な地域経済のあり方に対する理解を深める貴重な機会となりました。 

法人概要

株式会社ALL CONNECT 

代表取締役岩井 宏太
所在地福井県福井市栂野町第15号1番地2
設立2005年4月21日
URLhttps://www.all-connect.co.jp/

公立大学法人福井県立大学

永平寺キャンパス福井県永平寺町松岡兼定島4-1-1
福井県立大学 経済学部/経営学科(教授 藤野 秀則) 
URLhttps://www.fpu.ac.jp/

一般社団法人地域サステイナビリティ総合研究所 

代表理事佐々木 祐貴
所在地福井県福井市栂野町第15号1番地2
設立2023年1月6日
URLhttps://local-sustainability.org/

SAKATA ISHIYAMA OFFICE 

代表理事・所長阪田 徹
所在地神奈川県鎌倉市西鎌倉1丁目20番15
設立2015年9月10日
URLhttps://www.i-t-crit.com/

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