【格安SIM利用実態調査】楽天モバイルがトップシェア、83.5%が「料金の安さ」を最重視

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通信費の節約意識が高まる中、格安SIMの利用者は年々増加しています。

通信インフラ事業と地域振興事業を手掛ける株式会社ALL CONNECT(代表取締役社長:岩井宏太、本社:福井県福井市)が運営する通信メディア「オールコネクトマガジン( https://all-connect.co.jp/magazine/ )」は、2025年8月、420人の格安SIMユーザーを対象に、利用しているキャリアやデータ使用量、満足度について調査を行いました。

調査方法クラウドワークスによるインターネット調査
https://crowdworks.jp/
調査時期2025年8月
対象人数格安SIM利用者
20代~60代の男女420名
調査主体株式会社ALL CONNECT

その結果、最も利用者が多いのは「楽天モバイル」(29.3%)であり、キャリア選択時の重視点として「料金の安さ」(83.5%)が圧倒的多数を占めることが判明しました。

格安SIMに関するアンケート調査結果
  • 最も利用者が多いキャリアは「楽天モバイル」
    ⇒ 約3人に1人が楽天モバイルを利用
  • データ使用量は「1GB~3GB」が最多
    ⇒ 軽量ユーザーが主流で節約志向が顕著
  • 83.5%が「料金の安さ」を最重視
    ⇒ コストパフォーマンス重視の傾向が明確に
  • 満足度は高く、89%が料金に満足
    ⇒ 速度にも62.8%が満足と回答
  • 90%が「1年以内の乗り換え予定なし」
    ⇒ 現在のキャリアへの定着率が高い
目次

利用中の格安SIMは「楽天モバイル」が最多

格安SIMのシェア率アンケート
調査項目結果
楽天モバイル29.3%
UQmobile16.9%
Y!mobile14.3%
ahamo8.2%
povo6.3%
J:COM4.4%
LINEMO4.4%
mineo3.9%
日本通信SIM3.6%
OCNモバイルONE3.4%
その他5.3%

今回の調査では、最も利用者が多いキャリアは「楽天モバイル」(29.3%) という結果となりました。2位のUQmobile(16.9%)、3位のY!mobile(14.3%)を大きく引き離し、楽天モバイルの人気の高さが明らかになっています。

背景としては、従量制プランによる使った分だけの料金体系や、楽天経済圏でのポイント還元メリットが支持を集めていると考えられます。

月間データ使用量は「1GB~3GB」が最多

格安SIMのデータ使用量に関するアンケート

格安SIMユーザーの月間データ使用量について調査したところ、「1GB~3GB」が27.6%で最多となりました。次いで「3GB~7GB」(18.6%)、「7GB~15GB」(18.4%)が続きます。

注目すべきは、1GB未満の超軽量ユーザーも11.4%存在することです。これらの結果から、格安SIMユーザーの多くはWi-Fi環境を上手に活用し、モバイルデータ通信を最小限に抑える傾向があることが分かります。

一方で、15GB以上の大容量ユーザーは合計24.0%存在し、使用量に応じて最適なプランを選択している実態も浮き彫りになりました。

キャリア選択時の重視点は「料金の安さ」が圧倒的

携帯キャリアの選び方に関するアンケート

携帯キャリアを選ぶ際に重視している点として、「料金の安さ」が83.5%で圧倒的多数を占めました。その他の項目はすべて10%を下回っており、格安SIMユーザーにとってコストパフォーマンスが最優先事項であることが明確に示されています。

具体的には、「速度の速さ」(6.3%)、「セット割などお得になるかどうか」(4.4%)、「初期費用の安さ」(1.9%)、「利用回線で選んでいる」(3.9%)という結果となり、通信品質よりも料金の安さを最優先に選択している傾向が顕著に現れました。

料金満足度は89%、速度満足度も62.8%と高水準

格安SIMの月額料金の満足度アンケート

格安SIMの月額料金について、「非常に満足」(39.0%)と「やや満足」(50.0%)を合わせて89%が満足していることが判明しました。「やや不満」「非常に不満」は合計4%にとどまり、料金面での満足度の高さが確認されています。

格安SIMの速度の満足度アンケート

通信速度についても、「非常に満足」(19.2%)と「やや満足」(43.6%)を合わせて62.8%が満足と回答しました。「やや不満」「非常に不満」は合計19.7%で、速度面でも過半数のユーザーが満足している状況です。

これらの結果から、格安SIMは「安かろう悪かろう」のイメージを払拭し、料金と品質のバランスが取れたサービスとして認識されていることが分かります。

1年以内の乗り換え予定は10%のみ、定着率が高い

1年以内に携帯キャリアを乗り換える可能性について尋ねたところ、「今のところない」と回答した人が90%に達しました。「ある」と答えたのはわずか10%にとどまり、現在利用している格安SIMキャリアへの定着率の高さが明らかになっています。

この結果は、前述の高い満足度と整合性があり、ユーザーが現在のサービスに概ね満足しており、積極的に乗り換えを検討する理由が少ないことを示しています。

まとめ

今回の調査により、格安SIM市場では以下の傾向が明らかになりました。

・楽天モバイルが市場をリード:29.3%のシェアで他社を大きく引き離す
・軽量プランが主流:月間1GB~3GBの利用者が最多
・料金最優先の選択基準:83.5%が料金の安さを最重視
・高い満足度:料金89%、速度62.8%が満足と回答
・高い定着率:90%が1年以内の乗り換え予定なし

格安SIMは単なる「安いサービス」から、「コストパフォーマンスに優れた通信サービス」として確固たる地位を築いていることが今回の調査で確認されました。特に、料金と品質のバランスが取れたサービス提供により、ユーザーの定着率も高く、市場の成熟化が進んでいると考えられます。

記事の作成・公開時期により情報が最新ではない可能性があります。最新情報をお届けできるよう努力しておりますが、サービスの最新情報は必ず公式サイトを確認するようにお願い申し上げます。

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