ふくいケーブルテレビの地域密着型「ふくスマホ」とは?名称変更の背景から今後の展望までインタビュー

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福井県でケーブルテレビ事業を展開する「ふくいケーブルテレビ」が運営する格安SIM「ふくスマホ

2024年10月には名称を「けーぶるスマホ」から変更し、大幅なリニューアルを行った。

地域密着型のサービスを展開する同社が、ふくスマホを通してユーザーに提供したい価値とは何か。

ふくいケーブルテレビ営業部の前田拓郎氏に、ふくスマホの誕生秘話や今後の展望も含めて詳しく話を聞いた。

インタビュー企業紹介

前田 拓郎氏
Maeda Takurou

福井ケーブルテレビ株式会社 営業部所属 
戸建てのお客様への営業拡販の施策の策定と協力会社の管理を担当。
戸建てでの拡販目標の設定が必要なためスマホ業務に関しても携わっている。

目次

地元に根付いたブランドとして「ふくスマホ」へ名称を変更

オールコネクトマガジン編集部

まず、ふくスマホ立ち上げの背景についてお伺いします。

サービス開始は2024年10月で間違いないでしょうか。

前田氏

はい。以前は「ケーブルスマホ」という名称で提供していましたが、それでは地元に根付いたブランドとしては少し弱いと感じていました。

福井県にちなんで「ふくスマホ」という名称に変更し、サービス内容もブラッシュアップすることで、地域の方により親しみを持っていただきたいという思いがありました。

オールコネクトマガジン編集部

名称変更には、福井県のふくいケーブルテレビが運営するスマホサービスとしての認知向上という狙いがあったのですね。

ふくスマホへのリニューアルにあたって、設定した目標などはありましたか?

前田氏

当時の契約数は700回線ほどでしたが、3年間で7,500回線を目指すという大きな目標を掲げてスタートしました。

光回線移行を追い風に、既存ユーザーへの訴求を強化

オールコネクトマガジン編集部

ふくスマホとしてリニューアルする上での、戦略面についても教えてください。

前田氏

ちょうどケーブルテレビ回線から光回線への移行が進んでいた時期で、お客様と接する機会が多くありました。

そのタイミングでしっかりふくスマホを訴求できるよう、スタッフ教育を強化し、接点を最大限活かす戦略をとりました。

オールコネクトマガジン編集部

ケーブルテレビ回線から光回線への移行での接点機会が、お客様に直接アピールするきっかけとなったのですね。

中容量帯ユーザーに寄り添うシンプルなプラン設計

ふくスマホでは3つのデータ容量を用意し、それぞれドコモ回線・au回線で提供している。

■ふくスマホのプラン概要

音声通話付きSIMSMS+データSIMデータ専用SIM
回線ドコモ回線
au回線
ドコモ回線
データ容量1GB/3GB/20GB
月額料金1GB:1,210円
3GB:1,375円
20GB:2,618円
1GB:913円
3GB:1,078円
20GB:2,321円
1GB:759円
3GB:924円
20GB:2,167円
国内通話料11円/30秒
事務手数料3,300円
最低利用期間12か月
契約解除料9,900円5,500円
オールコネクトマガジン編集部

ふくスマホのターゲット層はどのように設定されたのでしょうか?

前田氏

スマホの利用頻度が低い方~中間層の方を中心に想定していました。

小容量の1GB・3GBと、中容量の20GBの3つのプランで展開しています。

オールコネクトマガジン編集部

利用する回線もドコモとauの2種類が選べるのですね。

実際にお客様からは、どちらが多く選ばれるなどの傾向はありますか?

前田氏

ドコモ回線を選ばれる方が多いですね。

サービス内容は同じですが、地域的にドコモの電波が強いと感じるお客様が多いのが理由ではないかと思います。

7,500回線への挑戦―社内の意識改革からスタート

オールコネクトマガジン編集部

サービスを構築していく中で特に苦労した点があれば教えていただけますか。

前田氏

もともとが700回線の規模だったため、スタッフも申し込み手続き等に不慣れでした。

そこから7,500回線獲得を目標に掲げて、年間2,000回線は販売していこうとなった時に、フローの確立と社員教育をまず行う必要があったという点に苦労しました。

オールコネクトマガジン編集部

700回線から7,500回線という目標は、10倍以上の数字ですが、どのように乗り越えて来られたのでしょうか?

前田氏

社長が朝礼の時などに、目標の意義や必要性を社員へ繰り返し発信して、社内全体の意識改革が出来てきたのが大きいと思います。

「全員で7500回線獲得を目指す」という認識ができたことで、社内一丸となり力を合わせられるようになりました。

「ふくスマホ」が選ばれる理由は光回線とのセット契約と密着型サポート

地域密着型のスマホサービスとして歩みを進め始めたふくスマホ。

ふくスマホの強みとして、主に光回線とのセット割や地元ならではの手厚いサポート力があるという。

光回線との「ふくふくネット割」

引用:ふくスマホ

ふくスマホでは以前から、家族でペアを組むことでそれぞれ月々110円の割引が受けられる「ふくふくペア割」や、1人で複数回線契約する際に1回線あたり月110円割引される「ひとりでふく数回線割」を提供してきた。

しかし、光回線とのセット割「ふくふくネット割」が始まったことで状況は大きく変わったという。

オールコネクトマガジン編集部

これまで施策として打ち出してきた中で、反響が大きかったものはありますか?

前田氏

2025年4月に開始した「ふくふくネット割」がお客様からも好評です。

光回線とセットでご契約いただくと、スマホ代が最大605円割引となり、3GBプランが770円で利用できます。

固定のインターネットとふくスマホを紐づけて割引できるのが、拡販の大きな後押しになりました。

オールコネクトマガジン編集部

セット割の適用で3GBが770円で使えるのは、確かに安いですね!

前田氏

スマホプランの値引きや安売りは他社でも行っている部分なので、対抗できるような価格設定にはこだわったつもりです。

自宅で完結する契約・開通サポート

オールコネクトマガジン編集部

他社の格安SIMや携帯サービスと比較して、ふくスマホならではの差別化ポイントがあれば教えてください。

前田氏

ご自宅で契約から開通まで、完結できる点です。

例えば、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭ではショッピングセンターなどにあるショップで長時間手続きをするのは大きな負担になると思います。

ふくスマホならご自宅まで専門のスタッフがお伺いして、説明や契約、開通作業まで対応させていただきます。

地元ケーブルテレビが運営する地域密着型のサービスとしての強みがあると思います。

ケーブルテレビ会社ならではの迅速な現地対応

オールコネクトマガジン編集部

お客様へのサポートで特に大切にしていることがあれば、教えてください。

前田氏

すぐに現地へ伺う精神は、大切にしていることの一つです。

地域密着企業である弊社を選んでくださる方は、大手キャリアでは難しい迅速な対応を求めていると思います。

コールセンターに電話してもなかなかつながらないという状況は作り出さないよう、心掛けています。

オールコネクトマガジン編集部

自宅にお伺いできるエリアというのは、福井県内ですか?

前田氏

弊社のサービス提供エリアが福井市・坂井市・あわら市・今立郡池田町・永平寺町・南越前町なので、基本的にその地域であれば伺います。

オールコネクトマガジン編集部

サポートオプションも提供されているのですね。

前田氏

スマホのオプションで「安心サポート」を用意しています。

定額で端末補償をしたり、お家の中の困り事の際に地域の業者さんの紹介したりするサービスも用意しています。

オールコネクトマガジン編集部

無料のスマホ教室も実施されているのですか?

前田氏

はい、行政と連携して初心者向けのスマホ教室を行っています。

Androidスマートフォンの使い方やアプリなどを楽しく学べる内容になっており、ふくスマホのご契約者以外でも参加ができます。

オールコネクトマガジン編集部

サポートについて、課題を感じていることはありますか?

前田氏

もともとの契約数が少なかったため、サポート体制の充実ができていない部分もあると感じます。

今後、10倍の獲得数を目指す上で、さらなるサポート体制の強化は必須ということで、社内でも検討を重ねています。

契約者の声から見える満足度

オールコネクトマガジン編集部

お客様からは、どのような反響が寄せられていますか?

前田氏

当初は3GBと20GBのシンプルなプランでスタートしたことに不安もありました。

しかし提供後は、これまで携帯電話料金を見直しておらず、月に5,000円~6,000円ほど支払っていた方に使っていただくことが増え、「スマホ代が安くなった」と喜んでもらえています。

オールコネクトマガジン編集部

契約数も徐々に増えていますか?

前田氏

2025年の4月に目標値を定めるまでは、ご契約いただける方が月に10件弱程度でした。

しかし、今は月に約150台で増えていっておりますので、お客様からのニーズを感じます。

オールコネクトマガジン編集部

お客様から頂いた声で、印象に残っているものはありますか?

前田氏

既存で3回線契約されている方が、「子どもにも使わせたい」と追加で申し込んで下さったことがありました。

実際に使っていただいた上で、満足しているからお子さんにも勧めて下さったと考えると嬉しかったです。

「ふくスマホ」の今後の展望

オールコネクトマガジン編集部

今後、ふくスマホの認知度を向上させるために予定しているプロモーションなどはありますか?

前田氏

元々ふくいケーブルテレビの編成部で番組を製作していたスタッフが移動して、ふくスマホを担当してくれています。

今後はSNS向けに動画を制作してPRするということにも力を入れていきたいと考えています。

オールコネクトマガジン編集部

今後、サービスやプランを拡大される予定はありますか?

前田氏

今後はお客様の幅広いニーズに合わせて、サービスも拡充していかなければいけないと思っています。

2026年4月からは、無制限かけ放題のオプションをスタートする予定です。

大手キャリアと引けを取らないようなサービスに確立していくことを目標に、ブラッシュアップしていきたいです。

オールコネクトマガジン編集部

現在、ふくスマホを検討中の方に向けて、メッセージがあればお願いします!

前田氏

ふくいケーブルテレビのエリア内であればご自宅にお伺いして、ご契約から開通まですべてサポートさせて頂きます。

今のスマホ料金を見直したいなというくらいの軽い気持ちで、気軽にお問い合わせ頂ければと思います。

オールコネクトマガジン編集部

ふくいケーブルテレビとしては、お客様にとってどのような存在でありたいですか?

前田氏

提供エリア内の固定通信のシェアナンバーワンを目指し、「地域に根ざしたサービス」という自覚を持った会社として、今後もサービスを提供させて頂ければと考えています。

オールコネクトマガジン編集部

前田さん、貴重なお話をありがとうございました!

名称変更をきっかけにブランドを再構築し、7,500回線という大きな目標に向けて社内体制の整備やプロモーション強化などに力を入れる「ふくスマホ」。

地域密着型のケーブルテレビ会社だからこそ実現できる「迅速な現地対応」や「光回線とのセット割」といった独自の価値を確立させている。

福井県民に選ばれるスマホになるべく、「ふくスマホ」は今後もユーザーに寄り添うサービスを提供していくことだろう。

記事の作成・公開時期により情報が最新ではない可能性があります。最新情報をお届けできるよう努力しておりますが、サービスの最新情報は必ず公式サイトを確認するようにお願い申し上げます。

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