1日33GB使用可能「限界突破WiFi II」 限界突破の開発秘話と進化を続ける理由

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エックスモバイル株式会社が2024年2月22日に提供を開始した「限界突破WiFi II」は、1日33GBまで高速通信が可能というモバイル業界の常識を覆すサービスだ。

旧プラン「限界突破WiFi」では対応しきれなかったユーザーの声に応えるため、サービスを一から設計し直し、リリースから約1年半が経った今もアップデートを重ねている。

限界突破WiFi II開発の舞台裏やサービスに込められた想いを、エックスモバイル株式会社の飯田 光氏に伺う。

インタビュー企業紹介

飯田 光氏
Iida hikaru

エックスモバイル株式会社 代理店サポートデスク所属。
新規代理店の立ち上げ準備から、既存代理店の日常的なフォローまで幅広く担当。
契約手続きや販売ツールの案内、運用ルールの説明、問い合わせ対応など、店舗がスムーズに営業できるよう実務面のサポートを行う。
現場の意見や問い合わせ内容を参考に、業務改善やサービス改善にも取り組んでいる。

エックスモバイル株式会社の概要
代表取締役木野 将徳
本社所在地東京都港区赤坂9-7-1
ミッドタウン・タワー35階
設立年月日2013年10月10日
沿革2014年10月:エックスモバイルの提供を開始
2019年10月:限界突破WiFiの提供を開始
2024年10月:限界突破WiFi Ⅱの提供を開始
目次

限界突破WiFi II 誕生のきっかけはユーザーの声

引用:限界突破WiFi II

限界突破WiFi Ⅱの前身となる「限界突破WiFi」は、日本がコロナ渦に突入する少し前の2019年10月10日に提供を開始した。

限界突破WiFiリリース後はリモートワークや外出自粛の影響により、無制限級に使えるモバイルルーターのニーズはさらに高まった。

リリースから約5年経った2024年2月に、限界突破WiFiとしてプランをリニューアルするのではなく、「限界突破WiFi Ⅱ」を新たにスタートさせた理由を聞く。

編集部

限界突破WiFi Ⅱの誕生秘話をお聞かせいただけますか?

飯田氏

旧プランのままでは、お客様の利用環境に対応しきれなくなったというのが大きな理由です。

特にリモートワークや動画視聴の増加により、お客様からは旧プランの1日5ギガでは足りないという声が多く寄せられるようになりました。

さらに、コロナ渦が落ち着き、海外需要が急激に高まったことで、限界突破WiFiを海外でもそのまま使いたいというニーズが増えたこともきっかけです。

旧プランの仕組みのままでは、通信容量や海外対応などお客様の要望に十分にお応えできないと感じ、プラン変更ではなく新しく一から設計し直そうと、限界突破WiFi Ⅱが誕生しました。

編集部

旧プランではデータ消費量が1日5GBを超えると速度制限がかかる仕様でした。

実際にお客様から速度が遅いことで、問い合わせなどはあったのでしょうか?

飯田氏

そうですね。コールセンターには「速度が遅くなる」と、お問い合わせが日々寄せられていました。

1日5GBまでは高速通信ができて、5~10GBまでは下り4Mbpsに低下し、10GBを超えると最大128kbpsの低速状態になります。

高速通信で1日10GB以上使えるプランを作ってほしいと、かなりの数のお客様からお問い合わせをいただいていました。

編集部

個人的には1日10GBも通信することがないので、大容量を求める方が多いというのは少し驚きました!

飯田氏

実際にサービスをリリースして、私たちも想定していた以上にデータ利用量やトラフィックが多いと感じました。

家族で使う場合は光回線など固定回線を引く家庭が多いですが、単身者の方は賃貸物件にお住いのケースも多いです。

物件内に固定回線を導入するより、持ち運びができるモバイルルーターに優位性を感じている方が多いように思います。

リモートワークの増加や動画配信サービスなどの普及で、モバイルルーターでも大容量のデータを消費される方が増えていると感じます。

限界突破WiFi IIで旧プランの限界を突破していく

既存の契約者からの要望を真摯に受け止め、より使いやすいサービスを目指して開発した「限界突破WiFi Ⅱ」。

旧プランと比較すると、現在の限界突破WiFi Ⅱのサービス内容は大きく進化したといっていいだろう。

スクロールできます
限界突破WiFi限界突破WiFi Ⅱ
データ容量
(高速通信)
5GB33GB
速度制限5~10GB:
下り4Mbps/上り1Mbps
10GB~:128kbps
33GB~:128kbps
対応回線3キャリア4キャリア
海外対応107か国151か国
機種MR01NA01
端末購入あり
(実質無料)
※2年以内の解約で残債が発生
なし
(レンタル無料)
月額料金3,500円3,850円
※価格は税込
編集部

限界突破WiFi Ⅱは企画の立ち上げから開発・リリースまで、どれくらいの期間がかかりましたか?

飯田氏

大体半年くらいです。

まずはサービスをリリースし、その後にお客様からいただくご意見を踏まえてアップデートを進めていきたいと考えておりました。

高速通信可能なデータ容量は1日5GB→33GBへ大幅に増加

引用:限界突破WiFi II

旧プランでは1日5GBまでだった高速通信可能なデータ容量は、限界突破WiFi Ⅱのリリース時に10GBまで増量した。

さらに2024年8月1日には、現在の1日33GBまで高速通信可能という内容にボリュームアップしている。

編集部

1日5GBから33GBまで、データ容量は大幅に増えましたが、開発段階でスムーズに決定したのでしょうか?

飯田氏

スムーズではなかったですね…。

社内からもさまざまな声がありましたし、弊社だけで決められることでもなく、回線の提供元の会社様との協議も必要でした。

ただ、高速通信可能なデータ容量を1日10GBに増やして、お客様から遅くなったという問い合わせは減りましたが、ゼロではありませんでした。

10GB以上使われる方も多くいらっしゃる状況で、最大限どこまで増やせるかという限界値を探った結果、33GBになりました。

編集部

「限界突破」というサービス名に恥じないように、というところですね!

飯田氏

そうですね。

「限界突破できていないじゃないか」とお客様に言われることもありましたので検討を重ねました。

限界突破WiFi Ⅱでは楽天回線でも接続可能に

引用:限界突破WiFi II
編集部

限界突破WiFi Ⅱでは、楽天回線でも接続できるようになりました。

ドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアだけでなく、楽天回線も新たに対応した理由をお聞かせください。

飯田氏

限界突破WiFiがリリースした当初は、携帯電話会社が3キャリアでした。

しかし、現在は楽天モバイルも4番目のキャリアとして、サービスを提供しています。

「全てのキャリアに繋がる」とコンセプトに掲げている以上、楽天回線にも繋がらないのは事実と異なるため、対応できるよう進めました。

編集部

楽天回線にもつながるようになったことで、ユーザーにとって利便性はどのように上がったのでしょうか?

飯田氏

楽天回線に対応したことで、使える場所が増えた部分はあると思います。

対応キャリアを増やすことで、「この場所では使えない」という問題を改善できたのではないでしょうか。

海外利用での対応国が107か国→151か国へ

引用:限界突破WiFi II
編集部

海外利用についても、旧プランでは107か国に対応していましたが、限界突破WiFi Ⅱでは151か国まで増えていますね。

飯田氏

旧プランでも海外でそのまま同じ端末を使えますが、実際に渡航先が対応しておらず使えなかったという声も多く聞かれました。

お客様に不便がないよう、対応国を増やすというのはこだわった部分です。

また、旧プランでは海外で1日1GB単位で料金を設定していましたが、限界突破WiFi Ⅱではアップデートして1日無制限で使えるようになりました。

このリニューアルはお客様からも喜ばれました。

編集部

日本で1日10GB以上使われる方が多い限界突破WiFiユーザーなら、海外で1GBしか使えないと確かに少ないかもしれませんね。

飯田氏

そうですね。海外でも無制限に利用できるようになって、法人様の契約も増えたように思います。

社員の海外出張が多い会社の場合、一般的には空港で国外用のポケット型WiFiをレンタルしたり、現地SIMを契約したりすることが多いです。

限界突破WiFi Ⅱなら、普段日本で使っている端末をそのまま持っていって、1日無制限で使えるので大変喜ばれております。

編集部

海外で利用する際は別途利用料金がかかりますが、無制限で使えることを考えても1日あたりの金額は安くなったと感じます!

スクロールできます
限界突破WiFi限界突破WiFi Ⅱ
1日あたり
のデータ容量
1GB無制限
韓国990円900円
台湾990円900円
中国1,830円900円
アメリカ1,230円900円
イギリス1,230円900円
※価格は非課税
飯田氏

海外での利用料金もできるだけ安くお使いいただけるよう、交渉を重ねた部分です。

端末は購入型から無料レンタルに変更

旧プランの限界突破WiFiでは「MR01」という端末を一括なら16,500円で購入し、24回払いの分割払いなら同額を月額料金から差し引くことで実質無料としていた。

限界突破WiFi Ⅱでは「NA01」に機種が変更されたが、リリース当初は旧プランと同様に端末を購入する必要があった。

しかし、2024年8月1日からは端末購入ではなく、無料でレンタルする形へ変更になっている。

編集部

端末が購入型から無料レンタルに変わった理由を教えてください。

飯田氏

お客様の負担を減らしたいという思いから、レンタルへ変更しました。

もともと、お客様には端末代金の負担がないよう実質無料というサービスを行っており、2年間使って頂ければ端末代金は0円です。

しかし、やむを得ない事情があって2年以内に解約されてしまう方については、端末代金が実質無料にならず、残債が発生していました。

端末を購入型ではなく無料レンタルにすることで、お客様の負担を減らせると考えました。

旧ユーザーの8割が新プランへ移行、新端末への無償交換も

限界突破WiFiを使っていたユーザーに対しては、どのように新プランへの移行へ結びつけたのか。

編集部

旧プランを利用していたユーザーに対して、限界突破WiFi Ⅱの案内や移行はスムーズに行われたのでしょうか?

飯田氏

はい、一般のお客様向けには2024年4月から限界突破WiFi Ⅱの申し込み受付を開始しましたが、2月に先行して旧プランのユーザー様に向けた切り替えのご案内を始めました。

マイページから簡単に申し込んで、切り替えができるような措置を取っています。

編集部

既存ユーザーへの先行リリースを2月に始めて、どれくらいの方が限界突破WiFi Ⅱへ切り替えられましたか?

飯田氏

切り替え率については、一般のお客様へリリースを開始する4月までに、既存ユーザー様全体の8割くらいは切り替えが進んでいました。

編集部

限界突破WiFi Ⅱでは端末も新しい機種にリニューアルしていますよね?

飯田氏

端末に関しても、無償で交換対応をさせていただきました。

長く使われている方にとっては、機種もだいぶ古くなってきていたので、無償で新しい機種に変わるという点は非常に喜ばれました。

また、1日のデータ通信量が増えたということで、多くの反響をいただきました。

編集部

既存ユーザーにとっては1日にデータ容量が増えた一方で、月額料金も増えたのではないですか?

飯田氏

旧プランの月額料金は3,500円でしたが、限界突破WiFi Ⅱは月額3,800円でのご提供になります。

しかし、既存のユーザー様でマイページから切り替えを行っていただいた方には、月額3,500円のままお使いいただけます

編集部

それは、永続的に月額3,500円のまま金額が上がらないのでしょうか?

飯田氏

もともと限界突破WiFiのキャッチコピーとして「月額料金はずっと変わらない」と謳っていたので、途中で金額を上げてしまうとお客様に嘘をついてしまうことになります。

そのため、月額料金は限界突破WiFi Ⅱになっても変わらず、3,500円のままスライドさせていただきました。

限界突破WiFi IIは「まだ完成形ではない」 アップデートを続ける理由

限界突破WiFi Ⅱが2024年10月からスタートして、約1年半。

その間、高速通信可能なデータ容量の大幅増加や端末のレンタル開始など、大きなアップデートが4回行われている。

編集部

リリース後も進化を続ける限界突破WiFi Ⅱですが、アップデートを続ける理由をお聞かせください。

飯田氏

限界突破WiFi Ⅱはもちろん、エックスモバイル株式会社として、お客様の声は何よりも大切にしています。

今後もお客様からご意見をいただいて、サービスの改善につなげていけるものがあれば、アップデートをしていきたいです。

今ある状態が「完成形」だとは思っていなくて、お客様の声などを踏まえて柔軟に対応できるのが、限界突破WiFi Ⅱの他社との差別化にもつながる部分だと思います。

編集部

お客様の声を大切にした結果、より良いサービスを目指してアップデートを続けているということですね。

飯田氏

そもそも社内の風通しがとても良く、カスタマーサポートだけでなく、代理店部門からもお客様の声が上がってきます。

直接お客様とやり取りする中で「こんな声があった」「こういう部分は改善できないか」という意見も、全社員が見られる状態になっています。

その結果、改善点などをすぐに協議できるという環境が、お客様の声を吸い上げてすぐにアップデートにつなげられる要因です。

実店舗でのサポートも限界突破WiFiの強み

編集部

全国にエックスモバイルの店舗も展開されていますが、申し込みはオンラインと実店舗でどちらが多いですか?

飯田氏

限界突破WiFi Ⅱで言うと、実店舗でのお申し込みの方が多いです。

店舗にデモ機もあるので、実際に使用感などを体験されてから契約される方が多くいらっしゃいます。

実店舗が全国にあるというのが、弊社の強みでもあります。

編集部

サポートがお店で受けられるのはとても魅力的です。

サポートを実店舗だけでなく、電話やチャット、メールでも年末年始以外受け付けているのはユーザーにとっても安心ですね。

飯田氏

サポートに関しては、お客様がどこに問い合わせたらいいのか迷わないようにしたいと考えています。

店舗や電話、電話がなかなかつながらない場合はチャットやメールで問い合わせをできるようにしたり、お客様が自分にあった方法をお選びいただけるよう、常に心がけています。

編集部

最近では限界突破WiFi Ⅱについて、サポートに寄せられるお客様の声はどういったものがありますか?

飯田氏

カスタマーサポートに直接聞いてきたのですが、実はあまりないようです。

精密機械なので不具合はどうしても出てくるのですが、それくらいで…。

編集部

基本的には、ほとんどのお客様が不満なくお使いいただけているということですね!

お客様にとって使いやすい通信サービスを広げていきたい

編集部

エックスモバイル株式会社としては、今後どのようなサービスをお客様に届けていきたいですか?

飯田氏

会社として取り組んでいることとして、お客様にとって使いやすい通信サービスをもっと広げていきたいです。

例えば、通信のストレスを減らすことを前提として、ライフスタイルに合ったモバイルの選び方を提案できたらいいですね。

身近な便利さをお客様にもっとお届けしたいという思いが、エックスモバイル株式会社としてあります。

編集部

ライフスタイルに合わせた選び方というのは、具体的にどのような提案をお考えですか?

飯田氏

まだ検討中ですが、例えば生活に根付いたサービスとモバイルを組み合わせるなど、エックスモバイルですべてカバーしていけるような形を考えています。

編集部

最後に、これから限界突破WiFi Ⅱを検討される方に向けてメッセージをお願いします!

飯田氏

たくさんインターネットを楽しみたいという方には限界突破WiFi Ⅱが最適ですが、少しだけ使いたいという方にもおすすめできる商品だと思っています。

全国に実店舗や販売パートナーもいますし、何か困ったことがあれば気軽に直接聞いていただくこともできます。

お客様へのサポートについては自信を持っているので、ぜひ安心して使っていただきたいです。

移り変わりが早い通信業界で、常に最適化を続ける限界突破WiFi Ⅱ。

実際に利用するユーザーの声を大切に、今後も使いやすいサービスとして進化していくことだろう。

記事の作成・公開時期により情報が最新ではない可能性があります。最新情報をお届けできるよう努力しておりますが、サービスの最新情報は必ず公式サイトを確認するようにお願い申し上げます。

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