ドコモのサブブランドとして展開している料金プラン「ahamo(アハモ)」では、2021年9月8日よりeSIMに対応しました。
eSIMとは、物理的なSIMカードを使用しないSIMのことで、スマホ本体にSIM情報を登録するだけで音声通話・インターネットの通信ができるようになるものです。
今までは物理SIMが主流となっていましたが、eSIMも多くのキャリアで利用できるようになりました。
物理SIMを必要としないため即日手続きが可能で、紛失の不安もないなどメリットが多くあるeSIMですが、メリットだけでなく事前に知っておきたいデメリットもあります。
この記事では、ahamoにおけるeSIMの利用・設定方法、またahamoで利用できるeSIM端末も紹介します。
申し込みを検討していたり、切り替えを考えている方は参考にしてみてください。
ahamoでeSIMは使える!基本情報を解説

ahamoは登場したタイミングではeSIM非対応でしたが、2021年9月8日からahamoでもeSIMが利用できるようになっています。
本記事ではahamoのeSIMについて、そもそもeSIMとはどういったものなのか、利用することでどのようなメリットがあるのかについて解説していきますが、まずはahamoの基本情報をみていきましょう。
ahamoはドコモのオンライン専用プランで、月間30GBのプランに大盛りオプションをつけることで110GBまで増量できます。
月額料金 | 30GB:2,970円 110GB:4,950円※1 ※1 大盛りオプション追加時 |
---|---|
データ利用量 | 30GB/110GB |
通信方式 | 4G/5G(ドコモ回線) |
テザリング | 無料 |
通話料金 | 1回5分間の国内通話無料 (超過後 22円/30秒) ※SMSや他社接続サービスなどへの発信は別途料金 |
海外利用 | ○ (国内利用分と合計して月30GBまで) ※15日以上海外で利用する場合は速度制限あり |
キャリアメール | × |
速度制限時の通信速度 | 最大1Mbps |
データ容量の追加 | 550円/1GB |
ドコモの回線を利用しているため通信品質が安定している点も特徴です。
そもそもeSIMとは?
そもそもSIMとは、契約者を特定するためのICチップで、電話番号や契約情報などが格納されています。スマートフォンや携帯電話をネットワークに接続するために欠かせない存在です。
SIMには「SIMカード」と「eSIM」の2種類があります。
SIMカードは物理的なカードで、キャリアやMVNOと契約すると自宅に送付され、それを端末に挿入することで通信が可能になります。
一方のeSIM(イーシム)は、スマートフォン本体にあらかじめ内蔵されているSIMのことです。プロファイル(契約者情報など)をダウンロードするだけで、物理的なカードを使わずに通信を開始できます。
また、eSIM対応のスマホを使えば、SIMカードとeSIMを併用する「デュアルSIM」として利用することも可能です。
これにより、1台のスマホで2つの電話番号や契約を使い分けることができます。
ahamoでeSIMを利用する6つのメリット

ahamoでeSIMを利用する場合のメリットは以下の6つです。
※クリックすると該当箇所に移動します
実際にどのような点がおすすめなのか以下のポイントを確認し、自分にとってもメリットだと感じた場合にはahamoでのeSIM契約を検討してみてください。
申し込みから最短1時間で利用できる
ahamoでeSIMを利用する最大のメリットは、申し込みから利用開始までにかかる時間が非常に短いことです。
申し込み内容や審査状況によっては多少前後する場合もありますが、最短で約1時間以内に利用を開始できます。
一方、物理SIMカードを利用する場合は、申し込み後にカードの発送・受け取り・端末への挿入といった手間がかかり、どうしても時間がかかってしまいます。
この点を踏まえると、すぐに使い始めたい人にとって、eSIMのスピード感は大きなメリットといえるでしょう。
手続きがオンライン上で完結できる
ahamoをeSIMで申し込む最大の利点のひとつは、手続きがすべてオンラインで完結する点です。
新規契約はもちろん、MNPによる他社からの乗り換えでも、WEB上で手続きを済ませることができるため、店舗に足を運ぶ時間がない方にも最適です。
一方、SIMカードの場合は、申し込み後にカードの発送・受け取り・挿入といった手間が発生します。eSIMならそうした手続きが不要で、申し込みからスムーズにahamoを利用開始できるのが大きなメリットです。
紛失・破損の心配がない
eSIMはスマートフォン本体に内蔵されているため、物理的な取り扱いが不要です。そのため、紛失や破損のリスクがない点も大きなメリットといえます。
一方、SIMカードは物理的なカードのため、申し込み後に届いたカードをスマホに挿入する必要があり、取り扱いを誤ると破損する恐れがあります。
また、SIMカードは非常に小さいため、差し替え時に紛失してしまうリスクも否定できません。
その点、eSIMはカード自体が存在しないため、取り扱いに不安を感じる方や、手間を減らしたい方にもおすすめです。
デュアルSIMとして利用できる
ahamoでeSIMを利用すると、対応端末であればデュアルSIMとして活用できます。
デュアルSIMとは、1台のスマートフォンで2つの回線を同時に使える機能のことです。
従来はSIMカードを2枚挿せる端末が主流でしたが、近年ではeSIMと物理SIMカードを組み合わせて使えるデュアルSIM対応スマホも増えています。
この機能を活用すれば、たとえば「仕事用とプライベート用の電話番号を使い分けたい」「通話はA社、データ通信はB社」といった柔軟な使い方が可能になります。
また、どちらかの回線で通信障害が発生した場合でも、もう一方の回線でインターネットに接続できるため、通信のバックアップ手段としても有効です。
端末1台で複数回線をスマートに管理したい方にとって、eSIMは非常に便利な選択肢といえるでしょう。
再発行の際に手数料が無料
ahamoでは、SIMカード・eSIMともに発行手数料は無料です。特にeSIMは、再発行の際も手数料がかからないという点が大きなメリットです。
一方、SIMカードの再発行には1,100円(税込)の手数料が発生します。
eSIMはスマホ本体に内蔵されたSIMで、利用開始にはプロファイル(契約情報など)のダウンロード・設定が必要です。しかし設定時に誤ってプロファイルを削除してしまうと、再発行手続きが必要です。
そんなときも、ahamoなら再発行が無料なので、はじめてのeSIMでも安心して利用できます。
なお、スマホの故障や紛失など、端末自体に問題が生じた場合は手数料を支払いの上ドコモショップでの手続きが必要です。
海外旅行の際に便利に使える
eSIMは、海外旅行や海外出張の際にも非常に便利です。
オンラインで申し込みが完結し、最短で即日発行・利用開始ができるため、渡航前の慌ただしいタイミングでもスムーズに準備できます。
切り替えもスマホ上で完了するため、物理的な手間がかかりません。
一方、SIMカードの場合は事前に申し込み・発送・受け取り・初期設定といった工程が必要です。旅行に間に合うようスケジュールを調整しなければならず、時間と手間がかかります。
その点、eSIMなら直前まで準備を忘れていても対応でき、急な海外出張などにも柔軟に対応可能です。スピーディーかつ手軽に現地の通信環境を整えられるのは、eSIMならではの大きなメリットといえるでしょう。
ahamoでeSIMを利用する際の5つの注意点

ここまでahamoでeSIMを利用するメリットを紹介してきましたが、便利な反面、注意すべき点もあります。
以上のポイントを把握していないと、「思ったように使えない」「契約できない」などのトラブルにつながる可能性があります。
スムーズに手続きを進めるためにも、事前にしっかり確認しておきましょう。
全ての端末が対応しているわけではない
ahamoはeSIMに対応していますが、すべてのスマートフォンで利用できるわけではありません。
eSIMを利用するには、キャリアやMVNOが「対応機種」として正式に案内している端末である必要があります。対応していない端末ではeSIMの利用ができないため、事前の確認が必須です。
とはいえ、近年はeSIMの利用者が増加しており、ahamoでも対応機種は順次拡大中です。
機種変更の際はeSIMの再発行が必要
ahamoでeSIMを利用している場合、機種変更の際にはeSIMの再発行手続きが必要になります。
物理SIMカードであれば、新しい端末に差し替えるだけで利用できるケースが多いですが、eSIMは端末にプロファイルを再設定する必要があるため、再発行と再設定の手続きが必須です。
ただし、ahamoでは現在eSIMの再発行手数料がキャンペーンにより無料となっているため、費用の心配なく再設定が可能です。
機種変更時にスムーズに利用を再開するためにも、手順やタイミングを事前に確認しておきましょう。
eSIM設定の際にWi-Fi環境が必要になる
eSIMを利用するには、利用開始前にプロファイルのダウンロードと設定が必要です。その際、Wi-Fi環境が必須となる点に注意しましょう。
自宅の固定回線やホームルーター、ポケット型Wi-Fi、家族のスマホからのテザリングなど、あらかじめインターネットに接続できる環境を用意しておく必要があります。
モバイル回線しか使えない状況だと、Wi-Fiがないためプロファイルのダウンロードができず、設定を完了できない可能性があります。
デュアルSIMではドコモ回線以外の動作確認がされていない
ahamoではデュアルSIMが利用可能ですが、ドコモ回線以外での動作確認は行われていません。
ドコモ回線を利用した音声通話・SMS・データ通信・緊急通報については、正常に動作することが確認されています。
一方で、他社回線との併用については検証されておらず、今後の対応予定も未定です。
そのため、ドコモ以外のSIMとの併用を検討している場合は、端末や回線の動作確認情報を事前にしっかり確認したうえで、利用を検討する必要があります。
手続きはすべてオンラインで行う必要がある
ahamoのeSIMは手続きがすべてオンラインです。サポートには一部有料となる場合があるため、注意しましょう。
ahamoでeSIMを利用する場合、申し込みから設定まですべての手続きがオンラインで完結します。
ドコモショップ(店頭)でもahamoのサポートを受けることは可能ですが、それぞれ約3,000円の手数料がかかります。
一方、オンラインでもチャットサポート・解説動画・ビデオ通話によるサポートなど体制は整っており、基本的な操作に慣れている方であれば問題なく進められるでしょう。
ただし、スマホやインターネットの操作に不慣れな方にとっては、eSIMよりも物理SIMカードのほうが扱いやすい場合があります。
操作に不安がある方は、サポート内容や手数料を確認のうえ、自分に合った方法を選ぶことをおすすめします。
ahamoのeSIMがおすすめな人

ahamoでeSIMを利用するメリットと注意点を紹介してきましたが、総合的にみるとどのような人にeSIMがおすすめなのか見ていきましょう。
- 申し込んですぐに利用したい人
- 破損や紛失が不安な人
- eSIM対応端末を持っている人
- オンライン手続きに抵抗がない人
ahamoのeSIMは、申し込みから最短1時間で利用開始できるため、すぐに使いたい人に特におすすめです。
また、物理的なSIMカードが不要なため、カードの入れ替えによる紛失や破損の心配がないのもeSIMの大きなメリット。
取り扱いに不安がある方や、スマートに手続きを済ませたい方に向いています。
ただし、eSIMは対応端末でしか利用できないため、利用前に自分のスマホが対応しているかを必ず確認しましょう。必要に応じて機種変更も検討が必要です。
eSIMとSIMカードはどちらがおすすめ?
ahamoでのeSIM利用について紹介してきましたが、同じSIMであるeSIMとSIMカードはどちらがおすすめなのでしょうか。
まずeSIMとSIMカードはどのような点が違うのか比較してみましょう。
SIM形式 | eSIM | SIMカード |
---|---|---|
形式 | スマホ内蔵型 | 物理カード |
利用開始までの時間 | 最短1時間 | SIMカードが到着するまで |
手続き方法 | ・やや複雑(プロファイルのダウンロードなどが必要) ・オンラインのみで完結 | ・簡単(SIMカードを挿入するだけ) ・SIMカードの受け取りの手間がある |
対応端末 | 対応していない端末もある | すべての端末で使える |
上記の比較からもわかるとおり、eSIMはオンラインで手続きが完結し、最短1時間で利用開始できる点が大きなメリットです。
さらにスマホ本体に内蔵されているため、物理SIMのように紛失や破損の心配がないのも特徴です。
eSIM対応端末をお持ちであれば、スムーズさや安心感からeSIMの利用をおすすめします。
一方で、eSIMに対応していない端末を使っている方や、SIMカードを差し替えるだけで機種変更を済ませたい方には、従来のSIMカードのほうが適している場合もあります。
ご自身の端末や利用スタイルに合わせて、最適なSIMを選びましょう。
ahamoで利用できるeSIM端末

ahamoでeSIMを利用するためには、eSIMに対応した端末を持っている必要があります。
ahamo公式サイトでは、対応端末を検索できるページを用意しているので、実際に申し込む前に確認してみてください。
なお現在SIMカードを利用しているユーザーも、対象端末を利用していればeSIMに切り替えることが可能です。
【Apple最新】iPhone 16 シリーズもeSIM契約可能

2024年9月20日、各キャリアから最新モデル「iPhone 16」シリーズの販売が一斉にスタートし、ahamoでもiPhone 16のeSIM契約が可能になりました。
今回のiPhone 16には、前モデル(iPhone 15)のA16チップから進化した最新のA18チップが搭載されており、処理性能や省電力性能が大幅に向上しています。
また、これまでProモデル限定だったアクションボタンが通常モデルにも搭載された点も注目ポイントです。
iPhone 16 シリーズは全モデルがahamo回線に対応しており、eSIM契約や端末購入にも対応。ahamoの回線を利用したまま、最新iPhoneを手軽に導入できます。
さらに、端末購入補助サービス「いつでもカエドキプログラム」を利用すれば、端末の返却を条件に本体代金を抑えることが可能です。
最新モデルを少しでも安く手に入れたい方は、ahamoでの購入をぜひ検討してみてください。
ahamoでeSIMを利用する手順を解説

ここからはahamoで実際にeSIMを利用するための手順を紹介します。
今回はahamoをeSIMで新たに契約する手順と、SIMカードからeSIMへ変更する手順をそれぞれ解説しているのでチェックしてみてください。
※クリックすると該当箇所に移動します
ahamoをeSIMで契約する手順
ahamoの申し込みをeSIMで行う方法を解説します。
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1.必要書類の用意や事前準備を行う
ahamoでeSIMを申し込む前に、まずは必要書類の準備や、事前準備を行いましょう。
必要な準備は以下のとおりで、申し込みには本人確認書類やdアカウントの登録が必要なため、実際に申し込みの手続きを行う前に準備が必要です。
- eSIM対応端末
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
- 支払いをするクレジットカード、通帳などの情報
- dアカウント情報
- 登録用のメールアドレス
- 【MNP申し込みの場合のみ】MNP予約番号
- eSIM対応端末
- SIMロック解除
- VoLTEオン設定
- Wi-Fi環境の用意
2.ahamoに申し込む
必要な書類の用意や事前準備を行ったら、実際にahamoを申し込みます。
ahamoの申し込みはahamo公式サイトから行いますが、SIMの選択でSIMカードまたはeSIMを選べるので、eSIMを選択しましょう。
手続き・審査が完了したら、登録したアドレスにeSIM利用開始手続きのご案内メールが届くのでここから手続きを進めます。
- ahamoアプリ・ahamo公式サイトからマイページにログイン
- 「配送状況・開通へ」から入力画面を開く
- 項目に沿って必要事項を入力
- 「回線切り替えへ」を開く
- 開通情報を確認
- 問題がなければ「回線切り替えを行う」をタップ
3.eSIMのプロファイルをダウンロードする
ahamoの申し込みが完了したら、eSIMのプロファイルをダウンロードします。
- eSIMに切り替える端末をWi-Fiに接続
- eSIMの設定
- 「設定」から「モバイル通信」をタップ
- 「eSIMを追加」をタップ
- 「eSIMを設定」をタップ
- 「完了」をタップ
- モバイル通信設定完了に切り替わったことを確認
※端末やOSバージョンによって一部手順が不要な場合があります。
4.端末を再起動して発信テストを行う
プロファイルの設定を行ったら、端末を再起動しましょう。
再起動後に発信テスト用番号(111/通話料無料)へ電話をかけ、正常に利用できることを確認したら手続きは完了です。
SIMカードからeSIMへ変更する手順
SIMカードを挿入して通信しているahamoユーザーが、eSIMに切り替える方法について解説します。
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1.事前準備を行う
まずはeSIMへ変更するための事前準備を行います。
eSIMに対応した端末を準備することと、Wi-Fi環境の準備を行うことが必要です。
必要なもの | eSIM対応端末 |
---|---|
事前に対応しておくこと | ・VoLTEオン設定 ・Wi-Fi環境の用意 |
2.ahamoアプリまたは公式サイトから手続きを行う
事前準備を行ったら、実際にahamoアプリまたはahamoの公式サイトから手続きを行います。
- ahamoアプリ・ahamo公式サイトからマイページにログイン
- dアカウントへログイン
- メニューの「その他の手続き」から「eSIM発行・再発行のお手続き」をクリック
- 「新しい機種(持ち込み)でeSIM発行」を選択し、EID(32桁)を入力
- 入力内容を確認し注文完了
なおEIDの確認方法は以下のとおりです。
iPhone | 「設定」から「一般」へ進み、「情報」画面からEIDを確認 |
---|---|
Android | 「設定」から「デバイス情報」へ進み、「SIMのステータス」画面からEIDを確認 |
端末包装箱 | 本体が入っていた箱を確認すると、側面のEIDラベルに記載あり |
3.eSIMのプロファイルをダウンロードする
ahamoの申し込みが完了したら、eSIMのプロファイルをダウンロードします。
- eSIMに切り替える端末をWi-Fiに接続
- eSIMの設定
- 「設定」から「モバイル通信」をタップ
- 「eSIMを追加」をタップ
- 「eSIMを設定」をタップ
- 「完了」をタップ
- モバイル通信設定完了に切り替わったことを確認
※端末やOSバージョンによって一部手順が不要な場合があります。
4.端末を再起動して発信テストを行う
プロファイルの設定を行ったら、端末を再起動しましょう。
再起動後に発信テスト用番号(111/通話料無料)へ電話をかけ、正常に利用できることを確認したら手続きは完了になります。
ahamoで利用できるeSIM対応端末を入手する方法

ここからはahamoで利用できるeSIM対応端末の入手方法を解説します。
※クリックすると該当箇所に移動します
ドコモオンラインショップで購入
ahamoで利用するeSIM対応端末は、ドコモオンラインショップでも購入可能です。
すでにahamoを利用している方は、ドコモオンラインショップで端末を購入することでそのまま機種変更ができます。
これからahamoを契約する場合、新規契約や他社からの乗り換えで端末を一括購入したい場合は、ahamoでSIMのみを契約し、その後ドコモオンラインショップで端末を購入する流れになります。
一方、端末を分割払いで購入したい場合で、ahamo公式サイトに取り扱いのない機種を希望する場合は、先にドコモオンラインショップで端末を購入し、その後ahamoへプラン変更する必要があります。
なお、希望の端末がahamo公式サイトで取り扱われている場合は、ahamoでの契約と同時に端末の購入が可能です。
一見手間がかかるように見えるかもしれませんが、ドコモオンラインショップではキャンペーンが実施されていることもあり、端末代金を大幅に抑えられます。
コストを抑えて最新端末を手に入れたい方は、ドコモオンラインショップがおすすめです。
ahamo公式サイトで購入
ahamo公式サイトでは、端末の購入から契約までを一貫してオンラインで申し込むことが可能です。
最新のiPhoneシリーズはahamo公式サイトでも取り扱っており、契約と同時に端末を購入できる点が魅力です。
ただし、過去のモデルなど一部の機種は取り扱いがない場合もあるため注意が必要です。
旧モデルやより幅広い選択肢を希望する場合は、ドコモオンラインショップのほうが豊富にラインナップされているため、そちらの利用を検討するとよいでしょう。
その他の方法で端末を用意
ahamoで利用するeSIM対応端末を用意する方法は、ドコモオンラインショップ・ahamo公式ショップ以外の以下の方法でも可能です。
- 手持ちの端末をそのまま利用する
- メーカーの公式オンラインショップで購入する
- 他キャリアで購入する
- 通販サイトで購入する
- 中古で購入する など…
ahamoに対応しているeSIM端末であればどこから入手しても問題ありませんが、キャリアや中古で購入するとSIMロック解除が必要になる可能性があるので注意しましょう。
SIMフリー端末の購入ももちろん可能ですが、ドコモオンラインショップ・ahamo公式サイトでよく価格を比較することをおすすめします。
ahamoのおすすめポイント

ahamoのeSIM利用について紹介してきましたが、あらためてahamoとはどういったサービスなのか、おすすめのポイントを紹介していきます。
- 月30GBが2,970円でずっと使える
- ドコモ回線で安定した速度が手に入る
- 5分までの電話が無料で利用できる
- テザリング・海外パケット通信が30GBまで無料
- dカード特典でボーナスパケットが毎月もらえる
ahamoは月間データ量や通信品質に対して、月額料金が安いことが特徴で、コストパフォーマンスが高いということがわかります。
※ahamoはお申込みからサポートまで、オンラインにて受付するプランです。
※ahamoでは、キャリアメールなど⼀部ご利⽤できないサービスがあります。
月30GBが2,970円でずっと使える

ahamoはこれまで月間20GBのプランが基本でしたが、2024年10月1日から月間30GBに増量されました。
月額料金はこれまでと同じ2,970円のまま据え置きで、30GB使えるプランとしては非常にコストパフォーマンスに優れています。
スマホ料金が高いと感じている方にとって、ahamoに乗り換えることで毎月の通信費を大きく抑えられる可能性が高いでしょう。
さらに、「大盛りオプション」を追加することで、月額4,950円で月間110GBまで利用可能。大容量を求めるユーザーにも十分対応できます。
なお、ahamoでは料金割引キャンペーンなどは実施されていませんが、もともとの月額料金が安いため、キャンペーンに頼らず長期的にお得に使えるのも大きな魅力です。
※機種代⾦別途
ドコモ回線で安定した速度が手に入る

ahamoはドコモのオンライン専用プランとして提供されており、通信にはドコモ本来の回線がそのまま使われています。
そのため、日本全国をカバーする安定した高速通信エリアで利用できるのが大きな特長です。
同じ料金帯では格安SIMが競合となりますが、格安SIMはドコモ・au・ソフトバンクといった大手キャリアの回線を一部だけ借りて提供しているため、混雑時の通信速度や安定性では差が出やすくなります。
つまり、格安SIM並みの料金で、大手キャリア品質の回線をそのまま使えるというのが、ahamoの大きなメリットです。
価格と品質のバランスを重視したい方には、特におすすめできる選択肢といえるでしょう。
5分までの電話が無料で利用できる

ahamoには、「1回5分以内の国内通話が無料」になる短時間のかけ放題機能が標準で付いています。
そのため、短い電話を頻繁にかける方にとっては、追加料金なしで利用できるahamoは非常にコストパフォーマンスの高い選択肢です。
一方、auのpovoやソフトバンクのLINEMOでは、5分かけ放題は有料オプションとして提供されており、これを追加するとahamoよりも月額料金が高くなる場合があります。
このように、短時間通話をよく利用する方にとって、ahamoは通信・料金ともにバランスの取れたプランといえるでしょう。
プラン名 | 月額料金 |
---|---|
ahamo | 2,970円(標準) |
povo | 550円(トッピング料金) |
LINEMO(LINEMOベストプランV) | 5以内の国内通話が無料 初月〜7ヶ月目:2,970円 8ヶ月目以降:3,960円 |
※5分超過後は、22円/30秒の通話料がかかります。「SMS」、他社接続サービスなどへの発信は、別途料⾦ がかかります。
また、ahamoには月額1,100円(税込)で時間制限なく通話料が無料になるかけ放題オプションがあり、仕事で利用する方や友人との通話が長くなりがちな方にもおすすめです。
テザリング・海外パケット通信が30GBまで無料
他のキャリアやMVNOでは、テザリングや海外通信が有料オプションとして提供されているケースが多いです。
しかしahamoではこれらの機能が基本プランに含まれており、追加手続きや料金なしで利用できます。
テザリングは、ahamoのデータ容量30GBの範囲内で利用可能。
スマホ1回線の契約で、サブスマホやタブレット、パソコンなども外出先でインターネット接続が可能になるため、ビジネスや旅行時にも便利です。
また、海外パケット通信にも対応しており、91の国と地域で追加手続きなしでそのままデータ通信が可能。海外旅行や出張が多い方にとっては、大きなメリットといえるでしょう。
※海外での利用は15日を超えると速度制限の対象となります。また、30GBは国内と海外の合計利用量の上限です。
dカード特典でボーナスパケットが毎月もらえる

ahamoは利用料金の支払いをdカードに設定することで、ボーナスパケットが毎月もらえます。
通常のdカードであれば毎月1GBのボーナスパケットを受け取ることができ、dカードGOLDの場合は毎月5GBを受け取れるためお得です。
dカードはケータイ補償を利用できたり、旅行保険が利用できたりと便利に利用できます。
また通常のdカードであれば年会費は無料(GOLDの場合年会費11,000円)のため、気になるかたはチェックしてみてください。
ahamoのeSIMが利用できない場合の対処法

ahamoのeSIMを利用したいのに利用できない場合について、原因と対処法を紹介します。
※クリックすると該当箇所に移動します
eSIM非対応の機種で申し込んでいる
ahamoでeSIMが利用できない主な原因のひとつは、eSIM非対応の端末で申し込んでいることです。
eSIMを利用するには、対応機種であることが必須です。
対応していない端末ではeSIMのプロファイルをダウンロード・設定できないため、事前にeSIM対応機種を用意するか、申し込み時に対応端末を同時に購入しましょう。
すでにahamoを申し込んでしまい、対応機種の準備が難しい場合は、一度申し込みをキャンセルしてから、端末を用意した上で再度申し込む必要があります。
なお、ahamoのeSIM申し込みは、案内メールの受信から8日以内かつ、プロファイル未ダウンロードであればキャンセル可能です。
条件を満たしていれば、申し込みのやり直しもスムーズに行えます。
古いプロファイルが残っている
eSIMの設定がうまくいかない場合、端末に古いeSIMプロファイルが残っていることが原因になっているケースがあります。
その場合は、不要なプロファイルを選択して削除し、改めて新しいプロファイルを設定しましょう。
なお、誤って現在使用中のプロファイルを削除してしまった場合は再発行が必要になりますが、ahamoではeSIMの再発行手数料がキャンペーン中につき無料となっているため、安心して対応できます。
手続き中に圏外になってしまった
ahamoのeSIM利用手続き中に圏外になってしまった場合は手続きが中断してしまいます。
Wi-Fiの接続状況を確認して、通信環境が改善してから改めて手続きを行いましょう。
解決しない場合はサポートへ問い合わせる
これまで紹介した対処法を試しても解決しない場合には、ahamoのサポートへ問い合わせましょう。
ahamoはオンライン手続きが基本ですが、サポート体制は豊富です。
・オンライン手続きサポート
・チャットボット
・有人オペレーター
・ビデオ通話サポートなど
またドコモショップでも有料になってしまいますがサポートを受けられるため、対面で相談したい場合にはドコモショップを利用するのも選択肢の一つになります。
ahamoのeSIM利用でよくある質問

ahamoのeSIM利用でよくある質問をまとめました。手続きがうまくいかない、eSIMに関する疑問などあれば参考にしてみてください。
- eSIMのプロファイルは再発行できる?
-
再発行できます。
eSIMご利用中の端末でプロファイルの再発行をされる方は、「eSIM利用中の機種で再発行」を選択し、端末のEIDが表示されたものと合っているか確認してください。
- eSIMに切り替えるときバックアップは必要?
-
SIMカードからeSIMに切り替える場合は不要です。
SIMの切り替えによって保存されたデータについて消去されるわけではないため、バックアップは必須ではありません。
バックアップが必要なのはeSIM利用とあわせて機種変更を行う場合ですが、SIMの切り替えなどのタイミングにかかわらずバックアップは定期的に行っておくことをおすすめします。
定期的に行っておくことで、トラブルや端末故障によってデータがなくなってしまっても復旧させることができます。
- eSIMに切り替えたあと、SIMカードは廃棄して平気?
-
破棄しても問題ありません。
eSIMへ切り替え後は、物理SIMは無効になるので破棄して問題ありません。
SIMカードからは電話番号や契約事業者、電話帳の情報などが分かってしまうため、破棄する場合は シュレッダーなどを利用したり、ハサミで切るなどデータの復元が行えないようにしましょう。
- ahamoのeSIMとSIMカードは通信品質は違う?
-
eSIMもSIMカードも通信品質は同じです。
eSIMとSIMカードはスマホ内蔵型と物理カードで形式は異なるものの、どちらを選択しても通信品質には影響しません。
利用する回線や端末が変わらなければ通信品質は同じになるため、利用環境や契約方法の希望で選んで問題ないです。
まとめ
本記事ではahamoで利用するeSIMについて解説していきました。
eSIM利用の手続きにはある程度のネットリテラシーが必要になりますが、eSIMに移行することで便利かつ快適にスマホを利用することができるでしょう。
これから対応機種も順次拡大予定であるため、ぜひお気に入りの端末でeSIMの契約をしてみてください。