eSIMとは?メリット・デメリットをわかりやすく解説

当ページには広告リンクが含まれている場合があります。
  • URLをコピーしました!

日本国内では「Apple Watch Series 3(GPS+Cellularモデル)」やドコモのタブレット「dtab Compact d-01J」で提供が開始されました。

近年注目を集めている「eSIM(イーシム)」は、物理的なSIMカードを使わずに通信契約ができる新しい技術です。

eSIMって?

eSIM(イーシム)とは、スマホ本体に内蔵された「埋め込み型のSIM」のこと。
物理的なカードを差し込む必要がなく、通信プランの契約や切り替えをすべてオンラインで完結できます。
即日開通や複数回線の使い分けなど、スマホの使い方がもっと自由になる新しいSIMのカタチです。


そんな便利なeSIMの仕組みメリットデメリット、など初心者にもわかりやすく解説していきます!

IIJmioのeSIM「データプラン ゼロ」
  • 月額495円〜の低価格で利用可能
  • 1GB単位でチャージできて無駄がない
  • お申込みから開通までオンラインで完結・即日利用
  • スマホのサブ回線・PC用回線としても便利
目次

「eSIM」は埋め込み型SIMのこと

埋め込み型のeSIM
埋め込み型のeSIM

そしてここ数年で新たに登場した「eSIM」は「embedded Subscriber Identity Module」の略称で、SIMの次世代規格です。

“embedded”は“埋め込み型”の意味。つまりeSIMは機種本体に埋め込まれたSIMということになります。

物理的なカードを差し込む必要がなく、通信プランの契約や切り替えをすべてオンラインで完結できます。


即日開通や複数回線の使い分けなど、スマホの使い方がもっと自由になる新しいSIMのカタチです。

SIMカードとeSIMの違いは?

今では一般的に認知されている「SIM」

「eSIMって最近よく聞くけど、普通のSIMカードと何が違うの?」
そんな疑問を持っている方は多いはずです。

簡単に言うと、SIMカードは物理的なカードで、スマホに差し込んで使うタイプ。

一方、eSIMは端末に内蔵された“デジタルSIM”で、ネット上の手続きだけで使えるのが大きな特徴です。

たとえば、eSIMならSIMカードの到着を待つ必要もなく、申し込んだその日からスマホが使えることも。機種によっては物理SIMとeSIMの両方を使って2回線持ちなんてことも可能です。

つまり、eSIMは“もっとスマートなSIM”
設定が不安という声もありますが、最近はガイド付きで簡単に始められるサービスも増えていて、はじめてでも安心です。

次に、eSIMのメリットとデメリットについても詳しく解説していきます。

「SIMカードを差し替えるの、ちょっと面倒…」と感じていたあなたには、eSIMがぴったりかもしれません。

eSIMのメリット

eSIMのメリット

eSIMのメリットは以下のとおりです。

eSIMの6つのメリット
  1. SIMカードの差し替えが不要
  2. オンラインで即日開通ができる
  3. 複数回線を1台のスマホで使える
  4. スマホの紛失・故障時も復旧しやすい
  5. 物理SIMの抜き差しによるトラブルを防げる
  6. 小型端末やIoT機器にも搭載しやすい

eSIMはスマホ本体に内蔵された「埋め込み型」のため、手持ちのスマートフォンなどから手軽に電話番号情報を書き換えることができるので、例えば自宅や出先で簡単にケータイキャリアを変えたり、海外旅行に行った際にいちいち現地のプリペイドSIMなどを購入して差し替える必要がありません。

eSIM内部の情報を現地のキャリアに切り替えてすぐに現地のモバイル通信を利用できたりします。(eSIM対応キャリアに限る)

また、SIMカードを抜き差しすることで起こる読み込みエラーや端子の故障といった物理的なトラブルがありません。特に不慣れな方にも安心です。

また、コンパクトな設計のため、小型端末やIoT機器にも搭載しやすく、柔軟でスマートな通信環境を実現します。

\ 月額495円~手軽なeSIM /

eSIMのデメリットは?

eSIMのデメリットは?

こんなに便利なeSIMにも以下のデメリットがあります。

eSIM4つのデメリット
  1. 端末がeSIMに対応していない場合がある
  2. 設定がやや複雑に感じることがある
  3. 一部キャリアでeSIMのプランや機能が制限されることがある
  4. 端末を買い替えたときに再発行手続きが必要

eSIMには便利な点が多い一方で、注意点もあります。

まず、すべての端末がeSIMに対応しているわけではなく、利用には対応機種が必要です。

また、設定方法がやや複雑に感じられる場合もあり、初めての方には少しハードルがあるかもしれません。

さらに、一部のキャリアではeSIMで利用できるプランや機能に制限があることも。

加えて、端末を買い替えた際には、eSIMの再発行手続きが必要になる点も覚えておきましょう。

ALL CONNECT MAGAZINE編集部

eSIM対応端末を確認するには、各サービスサイトの「動作確認済み端末一覧」で確認できます。

お申し込み前に確認しておきましょう!

\ 対応機種を確認する /

編集部が選ぶ!おすすめeSIMサービス

最近注目が高まっているeSIM対応の格安SIMサービス。物理SIMカードの差し替え不要で、スマホの使い勝手がぐっと良くなる便利な仕組みです。

スマホの使い方がもっと自由になる「eSIM」ですが、どのサービスを選べばいいのか迷っていませんか?

そこで編集部が厳選した、eSIM対応で特におすすめの格安SIMサービスをご紹介します。

編集部が選ぶおすすめeSIMサービス

どちらも料金プランやサポート体制が充実しており、初心者から上級者まで幅広く満足できるサービスです。

コスパ抜群のデータeSIMプラン:IIJ mio

IIJmioは、国内でいち早くeSIMサービスを展開したMVNOの一つです。

通信品質の高さと安定したサポート体制で、コストを抑えながらeSIMの利便性を実感したい方におすすめです。

特に月額495円から利用可能なeSIMプランは業界最安級で、サブ回線にも最適。

月額料金165円/月
追加データ量(1GB)330円
追加データ量(2GB~50GB)495円
音声通話非対応
初期費用3,300円
プロファイル再発行手数料0円※
:IIJmio会員専用ページより手続きを行った場合の料金となります。また、別途SIMカード発行手数料として、SIMプロファイル1つあたり、220円(税抜200円)が発生します。
IIJmioのeSIMがおすすめな人
  • 月額料金をできるだけ抑えたい人
  • データ通信専用の回線をスマホやタブレットに追加したい人
  • 海外旅行や一時的な用途でeSIMを使いたい人
  • 通話は不要で、データ通信だけを使いたい人

\ 月額495円~手軽なeSIM /

全国エリア対応&eSIMも簡単導入:楽天モバイル

楽天モバイルは、月額1,078円~の段階制プランで、使った分だけ支払うスタイルも魅力です。

もちろんeSIMにも対応しており、アプリやWebでかんたんに開通できます。

さらに、通話アプリ「Rakuten Link」で国内通話が無料になるのもポイント!eSIMの導入も簡単で、申込みから開通までアプリで完結できます。

月額料金~3GB:1,078円
~20GB:2,178円
20GB以上(無制限):3,278円
初期費用3,300円
音声通話
(Rakuten Linkで通話無料)
プロファイル再発行手数料0円
楽天モバイルのeSIMがおすすめな人
  • スマホ1台で音声通話もデータ通信もまとめて使いたい人
  • 国内通話をたくさん使いたい人(Rakuten Linkで通話無料)
  • 契約から設定まで、すべてオンラインで完結したい人
  • メイン回線として使えるeSIMを探している人

\ 24時間いつでも手続き可能 /

eSIMの海外事例

Apple Watch Series 3(GPS+Cellularモデル)
Apple Watch Series 3(GPS+Cellularモデル)

eSIMは日本国内ではdtab Compact d-01JとApple Watch Series 3(GPS+Cellularモデル)でコンシューマー向けサービスが開始されていますが、本来のeSIMの利点を最大限に生かしたサービスとは言えないかと思います。

そこでeSIMの利点を最大限に生かしたサービスの海外事例をご紹介します。

Googleが2017年後半に発表し、そして米国などで発売されたハイスペックスマートフォン「Pixel 2」「Pixel 2 XL」です。(以下Pixel 2に統一)

Pixel 2 XL
Pixel 2 XL

Pixel 2は従来のSIMスロットも搭載しつつ内蔵型のeSIMも搭載しているハイブリッドSIM仕様のスマートフォンです。

米国では先にご紹介させていただいたProject Fiの回線とPixel 2本体のセット販売が行われています。

そしてProject FiではPixel 2で初めて内蔵型eSIMサービスの提供を開始しました。

Pixel 2とProject Fiをセット契約して初期アクティベートすると内蔵型eSIMに携帯電話情報が書き込まれるため、SIMスロットにSIMを挿さない状態でProject Fiと提携している米国内キャリアのモバイルネットワークを利用できるんです。

更にこの状態で英国などのProject Fi提携キャリアがある国に行くと、現地に着いた時点でキャリアの切り替えを推奨する通知がポップアップで表示され、そこからワンタッチで現地のキャリアに切り替えることが可能

ちなみに日本などのProject Fiが開始されていない国に行った場合は、Pixel 2に現地キャリアなどのSIMを挿すことで、通常通りそのモバイルネットワークを利用することができます。

またSIMスロットに何かしらのSIMを挿した状態のまま米国に戻ってもProject FiのeSIMに切り替えて運用することができます。

つまりPixel 2はeSIM・SIMを自由にに切り替えて、その地における最適なモバイルネットワークで運用することができるわけです。

若干複雑かもしれませんが、かなり未来感がありますよね。

今後のeSIMの展望予想

国内におけるeSIMの今後の展望は?
国内におけるeSIMの今後の展望は?

eSIMは今後、ますます普及が進むと予想されています。

すでにiPhoneやGoogle Pixelなどの主要スマートフォンが対応しており、今後はより多くの機種が標準搭載する流れになるでしょう。

通信キャリア側も、物理SIMに比べてコスト削減やサポートの効率化が期待できることから、eSIMを前提としたプランやサービスをさらに拡充していくと見られています。

また、スマートウォッチやタブレット、ノートパソコン、さらにはIoT機器など、より幅広いデバイスでの採用が加速していくと考えられます。

将来的には、オンライン上で簡単に複数キャリアを切り替えられる「マルチeSIM」や、1台の端末で仕事用とプライベート用の回線を使い分けるスタイルが一般的になる可能性も。

eSIMの進化によって、通信の自由度と利便性はさらに高まっていくでしょう。

まとめ

eSIMは本来埋め込み型のSIMを意味する新規格なのですが、まだサービスが開始されて間もない現在においても、すでに複数の形状や複数の利点があり、国やキャリア・機種によってその中から利点をチョイスして展開しているような複雑な内容となっています。

その分ユーザーも理解しにくくなっていますよね。

本来のeSIMの利点を活かしたユーザーが意図するサービス展開と、実際に国やキャリアが展開できるサービスに相違があり、サービス自体もまだ開始されて間もないことから、現状の一般的な低い認知度は致し方ないことではあるかと思います。

ただだからこそ革新的でわかりやすくユーザーが手を出しやすいeSIMサービスが出てくれば、一気に普及することは間違いないでしょう。

そしてそれこそがスマートフォン業界の次なる展開の鍵を握る重要な要素かと、筆者は感じています。

そのために大手キャリアや格安SIMブランドには越えてもらわないといけない壁がいくつもありますが、2018年のeSIMサービスの新展開に期待しても良いはず。注目です。

IIJmioのeSIM「データプラン ゼロ」
  • 月額165円〜の低価格で利用可能
  • 1GB単位でチャージできて無駄がない
  • お申込みから開通までオンラインで完結・即日利用
  • スマホのサブ回線・PC用回線としても便利

記事の作成・公開時期により情報が最新ではない可能性があります。最新情報をお届けできるよう努力しておりますが、サービスの最新情報は必ず公式サイトを確認するようにお願い申し上げます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

執筆/編集

ALL CONNECT MAGAZINE編集部です。回線の販売員やカスタマーサポートに従事しお客様の「わからない」を「わかる」に変えるお手伝いをしてきました。この経験を活かし、複雑な通信サービスもわかりやすく、安心して選んでいただける情報をお届けしています。ALL CONNECT MAGAZINEで役立つ情報をぜひお楽しみください。

目次