通信インフラ事業と地域振興事業を手掛ける株式会社ALL CONNECT(代表取締役社長:岩井宏太・本社:福井県福井市)が運営する通信メディア「オールコネクトマガジン(https://all-connect.co.jp/magazine/)」は、新宿エリア14地点にてWiMAX対応モバイルルーター2機種(HYBRID Wi-Fi 5G NC03/Speed Wi-Fi DOCK 5G 01)の通信速度実態調査を実施しました。
NC03(HYBRID Wi-Fi 5G NC03)とDOCK(Speed Wi-Fi DOCK 5G 01)はいずれも複数のWiMAXサービスで取り扱われている人気機種ですが、「実際の街なかでどちらが速いのか」「地下街や高層階でも使えるのか」を比較したデータはほとんどありません。
本調査は、新宿エリアの「地上駅前・繁華街・地下街・地下階・高層階」という性質の異なる14地点で2機種を同時計測し、機種差と場所差が通信品質にどう影響するかを定量的に検証することを目的としています。
| 対象エリア・地点数 | 新宿エリア(地上駅前・繁華街・地下街・都庁ほか)全14地点 |
|---|---|
| 計測日 | 2026年5月11日(17:00〜18:00)/2026年5月18日(16:40〜17:30) |
| 天候 | 5/11:晴れ・21℃・風6m/5/18:晴れ・17〜29℃・風6m |
| 使用端末 | iPhone 15(2台同時計測) |
| 対象機種 | ・HYBRID Wi-Fi 5G NC03(以下「NC03」) ・Speed Wi-Fi DOCK 5G 01(以下「DOCK」) |
| 測定方法 | 各地点にて「Speedtest by Ookla」で下り・上り・Pingを同時計測 |
| 公開データ(PDF・CSV) | https://all-connect.co.jp/magazine/data/ |
- NC03 下り平均:134.1Mbps(最速315.29Mbps/最遅14.79Mbps)
- DOCK 下り平均:23.8Mbps(最速53.76Mbps/最遅8.57Mbps)
- 下り平均でNC03はDOCKの約5.6倍、全14地点で勝利
- NC03同一機種内の場所による速度差:最大約21倍
- 上り平均ではDOCK(15.9Mbps)がNC03(13.7Mbps)をわずかに上回る
- Pingは全14地点でNC03(平均33.6ms)がDOCK(平均55.9ms)より低遅延

※本測定はベストエフォート方式の参考値です。測定日時・場所・端末・基地局の混雑状況により結果は変動します。NC03・DOCKは複数のWiMAXサービスで取り扱われている共通機種です。
【結論】新宿の電波品質は「場所」で最大21倍、「機種」で平均5.6倍変わる
結論から言うと、新宿エリアの通信速度は「場所」と「機種」の両方が決め手になります。


| 指標 | NC03 | DOCK |
|---|---|---|
| 下り最高(Mbps) | 315.29 | 53.76 |
| 下り最低(Mbps) | 14.79 | 8.57 |
| 下り平均(Mbps) | 134.1 | 23.8 |
| 指標 | NC03 | DOCK |
|---|---|---|
| 上り最高(Mbps) | 34.11 | 37.85 |
| 上り最低(Mbps) | 1.5 | 7.82 |
| 上り平均(Mbps) | 13.7 | 15.9 |
今回の実測では、NC03の下り速度(ダウンロード速度)で最速の新宿駅西口改札前(315.29Mbps)と最遅の新宿駅東口駅前広場 猫3Dビジョン前(14.79Mbps)で約21倍の速度差が発生しました。さらに、全14地点でNC03の下り速度はDOCKを上回り、平均で約5.6倍の差がついています。
つまり、新宿エリアでは「同じ場所でも機種を変えると速度が大きく変わる」「同じ機種でも場所を変えると速度が大きく変わる」という二重の変動要因が働いていることが明らかになりました。
新宿駅西口改札前(NC03 315.29Mbps)、都庁北展望台EV前(NC03 295.11Mbps)、新宿サブナード クラウドゲート(NC03 248.96Mbps)など、地上・地下を問わずNC03は3桁Mbps(100Mbps超)を6地点で記録。
一方、DOCKは最速でも都庁前の53.76Mbpsに留まり、すべての地点でNC03に下り速度で軍配が上がりました。ただし、上り速度・Pingではまた違った傾向が見られます(後述)。
- NC03 同一機種内で最大約21倍の速度差を記録(315.29Mbps vs 14.79Mbps)
- 14地点すべてで下り速度はNC03がDOCKを上回った
- NC03は100Mbps超を6地点で記録(地上・地下双方)
- DOCKは場所による速度差が小さく、安定傾向(最速53.76Mbps/最遅8.57Mbps)
新宿エリア14地点の実測データ一覧
NC03は100Mbps超を6地点で記録、DOCKは全地点で10〜55Mbpsの範囲に収まった。


新宿エリア14地点 NC03 vs DOCK 速度ランキング
| 順位 | 地点 | NC03 下り (Mbps) | DOCK 下り (Mbps) | NC03 上り (Mbps) | DOCK 上り (Mbps) | 計測日時 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | JR新宿駅西口改札前 | 315.29 | 11.28 | 17.66 | 11.91 | 5/11 17:28 |
| 2 | 都庁北展望台EV前(B1) | 295.11 | 21.59 | 4.21 | 14.46 | 5/18 16:47 |
| 3 | 新宿サブナード クラウドゲート | 248.96 | 26.62 | 21.34 | 38.85 | 5/18 17:25 |
| 4 | JR新宿駅東口改札前 | 195.22 | 8.89 | 34.11 | 10.06 | 5/11 17:32 |
| 5 | 新宿サブナード ジャングルスカイ広場 | 191.98 | 24.74 | 17.25 | 23.69 | 5/18 17:22 |
| 6 | 歌舞伎町一番街前 | 130.28 | 22.02 | 22.92 | 15.01 | 5/11 17:45 |
| 7 | 都庁B1 | 116.90 | 41.61 | 1.95 | 7.82 | 5/18 16:43 |
| 8 | 新宿サブナード サンデッキ広場 | 93.18 | 12.62 | 7.29 | 14.49 | 5/18 17:18 |
| 9 | 都庁前(地上広場) | 77.55 | 53.76 | 1.50 | 12.17 | 5/11 17:00 |
| 10 | 新宿サブナード 入口 | 57.42 | 29.58 | 6.18 | 15.14 | 5/18 17:14 |
| 11 | JR新宿駅南口 | 52.13 | 8.57 | 15.13 | 8.91 | 5/11 18:03 |
| 12 | 都庁北展望室(45階) | 47.54 | 37.46 | 8.87 | 17.16 | 5/18 16:49 |
| 13 | JR新宿駅東口(地上) | 41.36 | 20.71 | 25.35 | 20.19 | 5/11 17:39 |
| 14 | 東口駅前広場 猫3Dビジョン前 | 14.79 | 13.07 | 7.41 | 12.91 | 5/11 17:51 |
- NC03 下り平均:134.1Mbps / DOCK 下り平均:23.8Mbps
- NC03 最速:JR新宿駅西口改札前(315.29Mbps)
- NC03 最遅:東口駅前広場 猫3Dビジョン前(14.79Mbps)
- 100Mbps超:NC03は6地点、DOCKは0地点
- DOCKが下り速度でNC03に最も肉薄したのは都庁前(差23.79Mbps)と都庁北展望室45階(差10.08Mbps)
NC03とDOCKの機種特性 ─ 平均5.6倍の速度差と”上り逆転”現象
結論:NC03は「下り爆速・上り不安定」、DOCKは「下りは伸びないが安定」という対照的な特性が確認された。
NC03 vs DOCK 機種比較サマリー
| 項目 | NC03 | DOCK | 比較 |
|---|---|---|---|
| 下り平均 | 134.1 Mbps | 23.8 Mbps | NC03が約5.6倍 |
| 下り最高 | 315.29 Mbps | 53.76 Mbps | NC03が約5.9倍 |
| 下り最低 | 14.79 Mbps | 8.57 Mbps | NC03が約1.7倍 |
| 上り平均 | 13.7 Mbps | 15.9 Mbps | DOCKが約1.2倍 |
| Ping平均 | 33.6 ms | 55.9 ms | NC03の方が約22ms低遅延 |
| 同機種内の速度差 | 約21倍 | 約6.3倍 | DOCKの方が場所差が小さい |
NC03は「下り爆速・上り不安定」
結論:NC03は下り速度で最大315.29Mbpsを記録したが、上り速度は地点によって極端に低下する場面があった。
NC03は下り平均134.1Mbpsという光回線並みの数値を叩き出した一方、上り速度は都庁前(1.50Mbps)・都庁B1(1.95Mbps)・都庁北展望台EV前(4.21Mbps)など5Mbps以下の地点が複数確認されました。下りに比べて上りで電波の渋滞が起きやすい場面があるようです。
DOCKは「下りは伸びないが安定している」
結論:DOCKは下り速度こそ最大53.76Mbpsに留まったが、上り速度は全14地点で7.82〜38.85Mbpsの範囲に収まり安定していた。
DOCKは下り速度で14地点すべてが10〜55Mbpsのレンジに収まり、最遅でも8.57Mbpsと、動画視聴やビデオ通話の最低基準(5Mbps)はおおむねクリア。上り速度はNC03よりむしろ平均値が高く、SNS投稿・クラウド同期などのアップロード用途では実用上問題のないレベルでした。
PingはNC03が全地点で優位(低遅延)
結論:Ping値は全14地点でNC03の方がDOCKより低く、平均で約22ms低遅延だった。
NC03のPing平均は33.6msと、ビデオ通話・オンライン会議の快適基準(一般的に30〜40ms程度)をほぼ満たすレベル。DOCKは平均55.9msで、地点によっては80msを超える場面もあり、リアルタイム通信の体感差が出やすい結果でした。
- NC03:下り爆速(最大315Mbps)/上り不安定/Ping低遅延
- DOCK:下り控えめ(最大54Mbps)/上り・速度ともに安定/Pingやや高め
- 「動画視聴・大容量DL重視」ならNC03が圧倒的に有利
- 「SNS投稿・クラウド同期・場所を選ばない安定感重視」ならDOCKも実用十分
地上駅前4地点 ─ JR新宿駅周辺の実測結果
結論:JR新宿駅周辺の地上4地点では、NC03が下り41〜315Mbpsと地点によって大きくばらつき、DOCKは8〜21Mbpsで安定していた。
JR新宿駅西口改札前 ─ NC03 315.29Mbps、DOCK 11.28Mbpsで28倍差
NC03が今回の調査で最速の315.29Mbps(下り)を記録した地点。一方DOCKは11.28Mbpsと、同地点でも約28倍の速度差が発生した。





夕方17:28、サラリーマン・学生で人混みが多かった改札前。NC03は基地局との位置関係が良好だったのか、調査全体の最速値である下り315.29Mbpsを記録しました。一方のDOCKは同条件下で11.28Mbpsに留まり、同じ場所・同じ時刻・同じiPhone 15での計測にも関わらず、機種間の差が際立つ結果となりました。
JR新宿駅東口改札前 ─ NC03 195.22Mbpsで快適、DOCKは8.89Mbpsまで低下
東口改札前でもNC03は下り195.22Mbpsの高速を記録。DOCKは下り8.89Mbpsと約22倍の差が発生し、計測中に一度途中停止する場面もあった。





東口改札前もサラリーマンより学生が多めの人混み。NC03は下り195.22Mbps+Ping 31msと安定した数値。DOCKは一度計測が停止し、再計測した結果が下り8.89Mbpsでした。Ping 80msも今回の全測定の中で高い部類で、リアルタイム通信にはやや厳しい数値です。
JR新宿駅東口(地上)─ 駅前ロータリーで41.36Mbps/20.71Mbps
東口の地上に出ると、NC03は41.36Mbpsまで低下。DOCKは20.71Mbpsで両機種の差は約2倍に縮まった。





地上に出ると改札前の好成績は失速し、NC03は下り41.36Mbps。それでも動画視聴・SNS閲覧には十分な数値です。DOCKは下り20.71Mbps・上り20.19Mbpsとバランス型で、本地点ではNC03とDOCKの差が最も小さく約2倍に収まりました。
JR新宿駅南口 ─ 風強めの屋外、NC03 52.13Mbps/DOCK 8.57Mbps
南口は風が強い屋外環境。NC03は下り52.13Mbpsを記録した一方、DOCKは下り8.57Mbpsと今回の調査で最低値だった。





南口は風が強く、屋外で吹きさらしの環境でしたが、NC03は下り52.13Mbpsと安定した数値を維持。DOCKは下り8.57Mbpsと、今回の全14地点の中でも最低値を記録しました。風によって基地局との電波経路に変動があった可能性も考えられます。
繁華街・広場での実測結果
結論:歌舞伎町一番街前ではNC03が下り130.28Mbpsと高速、東口駅前広場の猫3Dビジョン前では両機種ともに低速圏に沈んだ。
歌舞伎町一番街前 ─ NC03 130.28Mbps、繁華街中心でも高速
新宿の繁華街の中心、歌舞伎町一番街前でもNC03は下り130.28Mbpsを記録。DOCKは下り22.02Mbpsだった。





夕方17:45、人通りの多い歌舞伎町一番街前。NC03は下り130.28Mbpsと繁華街でも100Mbps超を維持。動画の高画質ストリーミングも難なくこなせる速度です。DOCKは下り22.02Mbpsと標準的、Pingは78msとやや高めでした。
新宿駅東口駅前広場 猫3Dビジョン前 ─ 屋外広場で両機種とも低速圏
東口駅前広場の猫3Dビジョン前は風が強く、NC03は下り14.79Mbpsで今回の調査で最遅。DOCKも下り13.07Mbpsと両機種が拮抗した。





東口駅前広場は風が強く、外国人・学生中心の人混みもピーク時間帯。NC03は下り14.79Mbpsと今回の調査で最遅、DOCKも下り13.07Mbpsと、ここでは両機種が拮抗。広場という遮蔽物の少ない屋外でも、基地局との位置関係や周辺の利用者密度次第では速度が大きく低下することが示されました。
地下街・新宿サブナードでの実測結果(4地点)
結論:地下街でも電波は問題なく届き、NC03は4地点中3地点で100Mbps超を記録。最深部のクラウドゲートで下り248.96Mbpsの好成績だった。
地上から地下街に降りた瞬間に電波が圏外になる──そんなイメージを覆す結果でした。両機種ともに圏外になる場面はなく、Google Maps・動画再生・SNS閲覧などはすべて問題なく利用可能。地上の駅前と遜色のない速度が確認できました。
サブナード入口 ─ 地上→地下に降りた直後、NC03 57.42Mbps
サブナード入口は地下に降りた直後の地点。NC03は下り57.42Mbps、DOCKは下り29.58Mbpsと両機種ともに地下でも安定動作した。





NC03のアンテナ表示は「強い」、DOCKは「普通」と差があったものの、両機種ともに地上から地下に降りた瞬間に圏外になることはなく、即座に通信可能でした。
サンデッキ広場 ─ 地下街中央エリアでNC03 93.18Mbps
地下街中央のサンデッキ広場ではNC03が下り93.18Mbps、DOCKが下り12.62Mbpsを記録した。





ジャングルスカイ広場 ─ NC03 191.98Mbps、地下街でも光回線並みの高速
ジャングルスカイ広場ではNC03が下り191.98Mbpsの高速。DOCKも下り24.74Mbpsで地下街内ではトップクラスの数値だった。





クラウドゲート ─ NC03 248.96Mbps、サブナード最速地点
クラウドゲートはサブナード内で最速。NC03が下り248.96Mbpsを記録し、地下街でも地上の主要駅前に匹敵する速度が確認された。





新宿サブナードはクラウドゲート(NC03 248.96Mbps)、ジャングルスカイ広場(NC03 191.98Mbps)、サンデッキ広場(NC03 93.18Mbps)、入口(NC03 57.42Mbps)と全4地点で十分な速度を確保。Google Mapsも問題なく動作し、動画再生も両機種で快適でした。
- 地上→地下に降りた瞬間に圏外になることはなかった(両機種)
- Google Mapsは地下でも問題なく利用可能
- 動画再生は両機種で問題なし
- 入口付近・地下深部・通路の端で電波強度に大きな変化はなかった
東京都庁エリアでの実測結果(4地点)
結論:都庁エリアは「地上広場・地下B1・地下B1(EV前)・地上45階」の4階層で実測。NC03は最大295.11Mbps、DOCKもエリア平均で38.6Mbpsと健闘した。
都庁エリアは新宿駅周辺と比較してDOCKの数値が全体的に高いのが特徴です。とくに地下B1の都庁前駅構内(都庁B1)・北展望台EV前で41.61Mbps/21.59Mbpsを記録するなど、エリア全体でDOCKが平均38.6Mbpsと、新宿駅周辺の地上駅前4地点(DOCK平均12.4Mbps)の約3倍の数値となりました。
都庁前(地上広場)─ 17時の屋外、両機種とも50Mbps以上
17時の都庁前広場ではNC03 77.55Mbps、DOCK 53.76Mbpsと、両機種ともに今回の調査で唯一50Mbps以上の好結果。





都庁前広場は人通りが少なく、のんびり休憩する人が多い環境。2機種同時に計測したところ、拾ってくるサーバーが異なるという興味深い結果に。NC03の上り速度は1.50Mbpsまで低下しましたが、下り速度は安定して77.55Mbpsをマークしました。
都庁B1 ─ 地下でもNC03 116.90Mbps、DOCK 41.61Mbps
都庁第一本庁舎の地下B1階でもNC03が下り116.90Mbps、DOCKも下り41.61Mbpsを記録。地下でも両機種ともに快適な速度だった。





北展望台EV前(B1)─ NC03 295.11Mbpsの好結果、エレベーター内では一時停止
北展望台に向かうエレベーターのB1乗り場ではNC03が下り295.11Mbpsを記録。乗車後の高速移動中は両機種とも15階あたりで計測停止、45階下車後すぐ復帰した。





北展望台EV乗り場ではNC03が下り295.11Mbpsと、今回の調査全体で2番目に高速を記録。エレベーター乗車後すぐに計測を開始したところ、両機種とも15階あたりで計測が停止しエラー表示に。45階で下車後はすぐに通信が復帰し、再計測が可能になりました。
- 乗車前(地上B1):両機種とも問題なく接続
- 乗車中:15階あたりで両機種とも計測停止、エラーメッセージ表示
- 降車後(45階):両機種ともすぐ通信復帰
北展望室(45階)─ 高層階での実測、NC03 47.54Mbps・DOCK 37.46Mbps
都庁北展望室(地上45階・約202m)ではNC03が下り47.54Mbps、DOCKが下り37.46Mbps。高層階でも両機種ともに動画視聴・ビデオ通話に十分な速度が確認された。





地上45階・約202mの高所でも、両機種ともに動画視聴の快適基準(5Mbps以上)を大きく上回る速度を確保。展望室内は空いていて、速度のばらつきも少なく安定していました。NC03とDOCKの差が約1.3倍にまで縮まり、今回の調査で2機種が最も拮抗した地点のひとつです。
なぜ場所によってこんなに速度が変わるのか ─ 3つの要因
結論:新宿エリアでの速度差は「基地局との位置関係」「混雑度・電波の渋滞」「移動状態・建物構造」の3つの要因で説明できる。

| 場所タイプ | 地点 | NC03 下り平均 (Mbps) | DOCK 下り平均 (Mbps) |
|---|---|---|---|
| 地上 主要駅前 | 西口・東口改札・東口地上・南口 | 151 | 11.28 |
| 地下街・地下階 | サブナード4地点・都庁B1 | 141.7 | 26.2 |
| 都庁エリア合計 | 都庁前・B1・EV前・45階 | 134.3 | 38.6 |
| 繁華街・広場 | 歌舞伎町・東口広場(猫3D) | 72.5 | 17.5 |
| 高層階(45階) | 都庁北展望室 | 47.5 | 37.5 |
【要因1】基地局との位置関係と建物構造
結論:基地局からの直線距離が近く、見通しが良い地点ほど高速になりやすい。
NC03は最速の新宿駅西口改札前(315.29Mbps)や都庁北展望台EV前(295.11Mbps)など、駅構内・地下街など基地局からの電波経路が確保されやすい場所で高速を記録。一方、屋外広場で周囲のビルや遮蔽物が多い東口駅前広場(14.79Mbps)では大きく速度が低下しました。
【要因2】時間帯・混雑度・人混みの影響
結論:人混みが多い地点ほど電波の「渋滞」が発生しやすく、速度が低下しやすい。
今回の調査は夕方の通勤・帰宅ラッシュ時間帯(16:40〜18:00)。サラリーマンや学生で混雑するJR新宿駅東口改札前・西口改札前・歌舞伎町一番街前などでは利用者の同時アクセスが集中していたと考えられます。
都庁前・都庁B1のように人通りが比較的少ない地点では、両機種ともに比較的バランスの取れた数値となりました。
【要因3】エレベーター内・高速移動下での通信特性
結論:エレベーター内のような金属で囲まれた密閉空間+高速垂直移動の環境では、両機種ともに一時的に計測停止する場面があった。
都庁の展望台行き高速エレベーターでは、地上発進直後は接続を維持していたものの、15階あたりで両機種とも計測が停止、エラー表示に。45階で下車後はすぐ通信が復帰しました。基地局との接続切替(ハンドオーバー)が間に合わない速度で垂直移動した可能性があります。
場所タイプ別の速度傾向(NC03下り平均)
| 場所タイプ | 該当地点 | NC03 下り平均 | DOCK 下り平均 |
|---|---|---|---|
| 地上 主要駅前 | 西口・東口改札・東口地上・南口 | 151.0Mbps | 12.4Mbps |
| 地下街・地下階 | サブナード4地点・都庁B1 | 141.7Mbps | 26.2Mbps |
| 都庁エリア合計 | 都庁前・B1・EV前・45階 | 134.3Mbps | 38.6Mbps |
| 繁華街・広場 | 歌舞伎町・東口広場(猫3D) | 72.5Mbps | 17.5Mbps |
| 高層階(45階) | 都庁北展望室 | 47.5Mbps | 37.5Mbps |
- 地上駅前はNC03の独壇場(基地局との位置関係が良好)
- 地下街でも電波は問題なく届く(最速248.96Mbpsを記録)
- 都庁エリアではDOCKが平均38.6Mbpsとエリアトップ
- エレベーター内など垂直高速移動中は両機種とも計測停止
NC03とDOCK、どちらを選ぶべきか ─ 用途別の推奨
結論:「下り速度の最大値・Pingの低さ」を重視するならNC03、「上り速度の安定感・場所差の小ささ」を重視するならDOCKが選択肢になる。
新宿エリア14地点の実測結果から、用途別におすすめできる機種は以下の通りです。両機種ともWiMAX対応モバイルルーターとして広く流通しているため、契約するWiMAXサービスによっては機種を選べる場合があります。
| 用途 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 動画視聴・大容量DL | NC03 | 下り最大315Mbps、6地点で100Mbps超 |
| SNS投稿・クラウド同期 | DOCK | 上り平均15.9Mbps、地点差小さく安定 |
| ビデオ会議・オンライン通話 | NC03 | Ping平均33.6msと低遅延 |
| 地下街・地下階での利用 | 両機種OK | サブナード・都庁B1でいずれも快適 |
| 高層階・展望台 | 両機種OK | 45階でも30Mbps以上を確保 |
| エリアによる速度差を避けたい | DOCK | 同機種内の速度差が約6倍と小さい |
- とにかく速度がほしい → NC03(最大315Mbps、6地点で100Mbps超)
- 場所による当たり外れを避けたい → DOCK(最低でも8.57Mbpsをキープ)
- オンライン会議・ゲームで遅延を抑えたい → NC03(Ping平均33.6ms)
- 動画配信・写真大量アップロードが多い → DOCK(上り平均15.9Mbps)
- 都庁エリアなど屋内中心で使う → DOCKがコスパ良好
- 新宿駅周辺で外勤する → NC03がおすすめ
調査担当者コメント
荒木孝博本調査で最も特徴的だったのは、全14地点でNC03がDOCKを下り速度で上回り、平均で約5.6倍の差がついた点です。
同じWiMAXサービスで取り扱われる2機種にも関わらず、新宿駅西口改札前ではNC03 315.29Mbps vs DOCK 11.28Mbpsと同条件下で28倍もの差が発生したのは予想以上の結果でした。
これは「機種そのものの通信性能」と「基地局との位置関係・電波の捕まえ方」の相性が、実測値に直結することを示しています。
一方で、上り速度ではDOCKがNC03をわずかに上回り、Pingに関してはNC03の方が安定して低遅延でした。「下りはNC03、上りはDOCK」という棲み分けが、用途別の機種選定の指針になりそうです。
都庁エリアではDOCKが新宿駅周辺の3倍以上の数値を示しており、利用環境によって機種の得意・不得意が変わる点も興味深い発見でした。
- 下り速度は全14地点でNC03がDOCKを上回り、平均約5.6倍の差
- 新宿駅西口改札前では同条件下で28倍の機種差が発生
- 上り速度・場所差の小ささではDOCKが優位
- 都庁エリアではDOCKが新宿駅周辺の約3倍と健闘


代表取締役
荒木孝博 Takahiro Araki
旅行業界・通信業界・デジタルマーケティングで幅広い経験を持つ。旅行会社で旅行企画・法人営業・添乗業務を経験後、婚活サービス(現:上場企業)事業会社に立ち上げメンバーとして入社し、営業・支店責任者を務める。その後、株式会社ALL CONNECTでフレッツ光の営業、WiMAXの広告運用、Y!mobileの代販事業運営を担当し、株式会社グライドの代表取締役として「業界初!引越しシェアリングサービス【Hi!MOVE(ハイ!ムーブ)】」をリリース。現在は株式会社Adevalの代表取締役として広告事業を統括し、通信・住まい・ライフスタイル領域で専門的なアドバイスを提供している。
よくある質問(FAQ)
NC03とDOCK、新宿エリアで速いのはどちら?
下り速度は全14地点でNC03がDOCKを上回りました。平均で約5.6倍、最大では28倍の差がついています。ただし上り速度・場所差の小ささではDOCKが優位です。
新宿エリアで最も速度が速かった地点は?
JR新宿駅西口改札前でNC03が下り315.29Mbpsを記録しました。光回線並みの速度で、4K動画ストリーミングも余裕でこなせる数値です。
新宿エリアで最も速度が遅かった地点は?
東口駅前広場 猫3Dビジョン前でNC03が下り14.79Mbpsでした。風の強い屋外+多くの利用者集中というコンディションが影響したと考えられます。
新宿サブナード(地下街)で電波は届きますか?
両機種ともに地下街4地点すべてで圏外になることはなく、快適に通信できました。地上から地下に降りた瞬間も通信は維持され、Google Maps・動画再生・SNS閲覧はすべて問題なく利用可能です。クラウドゲートではNC03が下り248.96Mbpsを記録しています。
エレベーター内で通信は維持されますか?
都庁の北展望台行き高速エレベーターでは、両機種とも15階あたりで計測が停止しエラー表示になりました。45階で下車後はすぐに通信が復帰しています。エレベーター内のような金属で囲まれた密閉空間+高速垂直移動の環境では、基地局との接続切替が間に合わない可能性があります。
高層階(45階)でも速度は出ますか?
都庁北展望室(地上45階・約202m)でNC03は47.54Mbps、DOCKは37.46Mbpsを記録しました。動画視聴の快適基準(5Mbps以上)・ビデオ通話の推奨速度(10Mbps以上)を大きく上回り、高層階でも実用上問題ない速度です。
同じ場所でNC03とDOCKでこんなに差が出るのはなぜ?
機種そのものの通信性能と、基地局との電波の捕まえ方の相性が異なるためと考えられます。計測中、2機種が拾うサーバーが異なる場面も観測されており、機種ごとに基地局との接続経路や使用周波数帯の取り方に違いがあることがうかがえます。
動画視聴・ビデオ通話に必要な速度はどれくらい?
一般的に動画視聴は5Mbps以上、ビデオ通話は10Mbps以上が快適利用の目安です。今回の調査では、NC03・DOCKともに全14地点でビデオ通話基準(10Mbps以上)に近い数値を確保しています。
NC03とDOCKはどちらのWiMAXサービスで申し込めますか?
NC03(HYBRID Wi-Fi 5G NC03)とDOCK(Speed Wi-Fi DOCK 5G 01)は、いずれも複数のWiMAXサービスで取り扱われている共通機種です。契約するWiMAXサービスによっては機種を選べる場合があるので、申し込み時に確認することをおすすめします。
測定アプリ・端末は何を使用していますか?
測定アプリは「Speedtest by Ookla」、端末は両機種ともに「iPhone 15」を使用しました。NC03・DOCKそれぞれにiPhone 15を1台ずつ接続し、各地点で同時計測を行っています。
まとめ
結論:新宿エリア14地点の実測では、NC03が下り速度で全地点でDOCKを上回り、最大315Mbps・平均134.1Mbpsの好成績。DOCKは下り最高53.76Mbpsだが、上り速度・場所差の小ささで実用性を発揮した。
- NC03 下り平均:134.1Mbps(最速315Mbps/最遅14.79Mbps)
- DOCK 下り平均:23.8Mbps(最速53.76Mbps/最遅8.57Mbps)
- 下り速度は全14地点でNC03がDOCKを上回り、平均約5.6倍の差
- 同一機種内の場所による速度差:NC03は最大約21倍、DOCKは約6.3倍
- 上り速度はDOCK(15.9Mbps)がNC03(13.7Mbps)をわずかに上回る
- Pingは全14地点でNC03(平均33.6ms)が低遅延
- 地下街4地点・高層45階でも両機種ともに実用十分の速度
- 下り速度・低遅延を重視するならNC03
- 上り速度・場所差の小ささを重視するならDOCK
- よく使う場所での速度傾向を事前に確認する
- 地下街・地下階・高層階のいずれでも実用十分
WiMAX対応モバイルルーターを選ぶ際は、「機種そのもの」だけでなく「自分がよく使う場所での通信品質」も重要な判断材料です。今回の調査では、地上駅前・繁華街・地下街・地下階・高層階という多様な環境で2機種を実測し、用途や場所によって最適な機種が異なることが分かりました。
契約を検討する際は、自分の生活圏での電波状況や用途を踏まえて機種を選ぶことをおすすめします。
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