ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるべき?手順、デメリットや違約金について徹底解説

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ソフトバンクの安い料金プラン「ワイモバイル」への乗り換えを検討している方も多いのではないでしょうか。

とはいえ、格安SIMへの乗り換えが初めての方にとっては、手続きの流れがわかりにくかったり、面倒に感じたりして不安になることもあります。

そこで本記事では、ソフトバンクからワイモバイルへスムーズに乗り換えるための手順を、わかりやすく丁寧に解説していきます。

他にもソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるメリット・デメリット、キャンペーン情報や気になる疑問点についても補足します。

メリットはもちろんのこと、乗り換え前に注意点・デメリットを知った上で乗り換えを検討していきましょう。

目次

ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるべき?プランを比較

ソフトバンクからワイモバイル プランを比較
スクロールできます
キャリアプラン名データ容量月額料金
ソフトバンクメリハリ無制限+無制限7,425円
ミニフィットプラン+0~3GB3,278~5,478円
スマホデビュープラン4~20GB990~2,266円
ワイモバイルシンプル2S4GB2,365円
シンプル2M20GB4,015円
シンプル2L30GB5,115円
引用元:ソフトバンク料金プラン / ワイモバイル料金プラン

ソフトバンクは無制限プランがあるものの、月額料金が7,000円以上と高額です。

一方のワイモバイルは、1か月で使えるデータ容量は限られているものの、ソフトバンクよりも大幅に月額料金が安く設定されています。

さらに、ソフトバンク光やSoftBank Airとセット利用することで、月額料金をさらに安くすることも可能です。

ソフトバンクの継続がおすすめな方

ソフトバンクおすすめユーザー
  • 頻繁に動画やSNSを利用する
  • スマホゲームをたくさん遊ぶ
  • アプリをインストールする機会が多い

いずれかに当てはまる方は、ワイモバイルへ乗り換えるよりもソフトバンクを使い続けるほうがおすすめです。

ワイモバイルは、ソフトバンクの無制限プランのような大容量プランがないため、毎月たくさんのデータ容量を使う方は速度制限にかかる可能性が高いです。

ワイモバイルでは速度制限時でも1Mbpsでの通信は可能ですが、動画やSNSの利用が多い方にとってはストレスになるでしょう。

そのため、スマホをたくさん利用する方、光回線やホームルーターが自宅にない方は、無制限プランがあるソフトバンクの継続がおすすめです。

ワイモバイルへの乗り換えがおすすめな方

ワイモバイルおすすめユーザー
  • 動画やSNSは利用しない・Wi-Fi環境下でのみ利用する
  • 毎月使うデータ容量が30GB以内

いずれかに当てはまる方は、ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えがおすすめです。

ソフトバンクと比べると、ワイモバイルの料金プランは安くシンプルです。

ソフトバンクのプラン名ミニフィットプラン+メリハリ無制限
月額料金~1GB:3,278円
~2GB:4,378円
~3GB:5,478円
無制限:7,425円
速度制限時の最大速度128kbpsなし(無制限)
通話料金22円/30秒
通話オプション【1回5分までかけ放題】
準定額オプション+:880円/月
【24時間かけ放題】
定額オプション+:1,980円/月
ソフトバンクの料金
スクロールできます
ワイモバイルのプラン名シンプル2 Sシンプル2 Mシンプル2 L
月額料金2,365円4,015円5,115円
出た消費が1GB以下の月は1,100円引き
月間データ容量4GB→6GB ※120GB→25GB ※130GB→35GB ※1
速度制限時の最大速度300kbps1Mbps1Mbps
通話料金22円/30秒
通話オプション【1回10分までのかけ放題】
だれとでも定額+:880円/月
【24時間かけ放題】
スーパーだれとでも定額(S)+:1,980円/月
ワイモバイルの料金
※1.550円 / 月のデータ増量オプション(1年間無料)加入時

ワイモバイルの「シンプル2」プランは、S・M・Lの3種類から選べる構成になっており、最大30GBの大容量プランにも対応しています。

無制限ではないものの、利用スタイルに応じて柔軟に選べる点が魅力です。

サービス内容はソフトバンクに比べてシンプルですが、そのぶん月額料金をしっかり抑えられるのがワイモバイルの強みです。

「通信品質は重視したいけど、料金はできるだけ安くしたい」という方には、ワイモバイルは非常におすすめの選択肢と言えるでしょう。

ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える手順

ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えるための流れ

ソフトバンクを解約してワイモバイルに乗り換える際の、具体的な流れについてご説明します。

あらかじめ乗り換えの流れを把握しておくと、スムーズに乗り換えられるでしょう。

手順1|乗り換え前の準備

乗り換えにあたり、以下の用意や確認を行って準備を万全にしておきましょう。

手順1-1|My SoftBankの契約者情報が正しいか確認する

ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えは、My SoftBankの契約者情報を利用することで新規に申し込むよりも簡単に移行が可能です。

ただし、以下の場合はワイモバイルへの乗り換え後に情報の変更ができず、申し込み自体がキャンセルになってしまいます。

キャンセルパターン
  • 登録情報が古い住所の場合
  • 都道府県名が入っていない場合

必ず申し込みの前日までにソフトバンクの契約者情報(氏名や住所)を確認・変更しておきましょう。

手順1-2|今のスマホがワイモバイルのSIMを利用できるか確認する

今使っているスマホをワイモバイルでもそのまま使う場合は、そのスマホでワイモバイルのSIMを利用できるか、以下2点の確認を行います。

※ワイモバイルでスマホを購入する場合この作業は不要です。

1. 動作確認済み機種かどうか

ワイモバイル以外で購入したスマホを使用する場合に必要です。 動作確認済みの機種リストに使用予定のスマホがあれば問題ありません。

ない場合はワイモバイルのSIMを挿入したことで不具合が生じる可能性があるので、別のスマホを用意するなどの対応が必要です。

参考・引用元:動作確認済の機種を調べる|SIMカード単体のご契約|その他のサービス|サービス|Y!mobile – 格安SIM・スマホはワイモバイルで

2. SIMロック解除が必要か

ワイモバイル以外で購入したスマホを使用する場合に必要です。

ソフトバンクで購入したスマホを使用する場合は、「SIMロック解除対象端末であること」「ネットワーク利用制限中ではないこと」の2点を満たしていれば、乗り換え時に自動でSIMロック解除を行ってもらえます。

手順1-3|乗り換えに必要なものをそろえる

契約時には、以下の本人確認書類とクレジットカード等の支払い情報が必要です。あらかじめ用意しておきましょう。

本人確認書類
  • 運転免許証
  • 健康保険証または住民基本台帳カード + 公共料金領収書・住民票のいずれか
  • 日本国パスポート
  • マイナンバーカード(個人番号カード)
  • 身体障害者手帳
  • 療育手帳
  • 精神障害者保健福祉手帳
  • 特別永住者証明書
  • 在留カード(旧外国人登録証) + 外国パスポート

現在の支払い方法を引き継げる場合がありますので、支払い方法選択の際に「現在のお支払い方法を引き継ぐ」を選択してください。

また、契約者とクレジットカードの名義(支払名義人)が異なる場合は、支払名義人同意書(支払名義人本人が記載したもの)と支払名義人の本人確認書類が必要になります。

支払名義人同意書を印刷し、記入したものをカメラやスマートフォンで撮影し、画像ファイルとしてアップロードで送付します。

参考・引用リ元:法定代理人同意書(フィルタリングサービス加入確認) 兼 支払名義人同意書

手順1-4|データのバックアップを取っておく

乗り換える前には画像、動画、LINEなどのアカウント情報といったデータのバックアップを行いましょう。

ソフトバンクのキャリアメール(@softbank.ne.jp、@i.softbank.jp)は使えなくなりますので、重要なメールなどはバックアップを取っておくことをおすすめします。

手順1-5|家族割の副回線として申し込むなら

家族割引サービスの副回線として新たに申し込む場合は、家族割引サービス同意書と、契約者が主回線の方とご家族であることを証明できる家族確認書類が必要です。

家族確認書類は同居している場合と、別々に住んでいる場合で異なります。

詳しくはソフトバンク公式サイト「ご準備いただくもの」を参照ください。

参考・引用元:ご準備いただくもの|ご利用ガイド|オンラインストア|Y!mobile – 格安SIM・スマホはワイモバイルで

手順2|申し込み方法を選ぶ

ワイモバイルには、2つの申し込み方法があります。

今使っている端末や自分で用意した端末を使用してSIM契約だけを申し込む方法と、端末とSIM契約をセットで申し込む方法です。

まずは、どちらの契約方法にするかを選びましょう。

手順2-1|SIM契約のみで申し込む

1つ目は、機種はそのままSIMのみ申し込み、自分で用意した端末にSIMカードをセットする方法です。

用意したスマホに合うSIMカードのサイズを、あらかじめ確認しておきましょう。

ワイモバイルのプランはeSIMにも対応していますので、eSIMのみで申し込むことも可能です。

SIM契約のみで申し込む詳細
メリットワイモバイルで販売していないスマホも使える
デメリット・SIMのみの申し込みでも審査がある
・動作確認済み機種かどうかは事前に要チェック
・初期設定はすべて自分で行う必要がある

手順2-2|スマホとSIM契約をセットで申し込む

2つ目は、ワイモバイルで端末とSIM契約をセットで申し込む方法です。

ワイモバイルではiPhoneとAndroidを扱っています。ソフトバンク認定中古iPhoneの取り扱いもあるので、中古iPhoneが気になっている方はソフトバンク認定中古もおすすめです。

スマホとSIM契約をセットで申し込む詳細
メリット・動作確認済みの機種のみ販売しているので安心
・初期設定の一部を行わずに済む
デメリット・選べる機種は限られる
・分割払いの場合は月々のプラン料金に加算される
・一括払いで購入する場合、口座振替の支払い情報を引き継げない

手順3|ワイモバイルを契約をする

契約方法を決めたら手続きに進みます。

契約手続きは、ワイモバイルまたはソフトバンクの店舗で行う方法と、オンラインストアで契約する方法の2種類があります。

どちらで契約してもいいのですが、オンラインストアの方が待ち時間がなく、手軽に契約手続きを行えるのでおすすめです。

手順3-1|オンラインストアで契約する

以下は、「ワイモバイル公式オンラインストア」で契約する際の手続き方法です。まずは、以下のものを準備しましょう。

・本人確認書類
・本人名義のクレジットカード または 預金通帳 / キャッシュカード

オンライン契約では、本人確認書類をスマートフォンなどで撮影し、画像をアップロードする必要があります。

支払い方法に応じて、クレジットカードもしくは口座情報(通帳・キャッシュカード)を用意してください。

なお、口座振替を希望する場合もオンラインで申し込み可能ですが、以下のケースでは口座振替での登録ができませんのでご注意ください。

・機種を一括払いで購入する場合(支払い情報の引き継ぎも不可)
・ソフトバンクからの番号移行で、かつ支払方法を引き継がない場合
・eSIMを契約する場合

該当する方は、別の支払い方法を選ぶか、ワイモバイルショップでの契約をご検討ください。

参考・引用リンク:[オンラインストア]クレジットカードがなくても申し込めますか?|よくあるご質問(FAQ)|Y!mobile – 格安SIM・スマホはワイモバイルで

手順3-2|店舗で契約する

「本人確認書類」「印鑑」を持って店舗に行き、契約する方法です。

WEBでの申し込み・契約に不安がある方、プランの詳細をスタッフから直接聞きたい方はワイモバイルショップへ行くのがおすすめです。

支払方法によって、本人名義の「クレジットカード」や「預金通帳またはキャッシュカード」を用意してください。

手順4|SIM・端末を受け取ったら回線を切り替える

契約が完了すると後日、契約時に記載した住所にSIMカードや端末が届きます。

回線を切り替える前に電話帳やLINE、メール、写真や動画などのデータの移行準備をしておきましょう。

回線はSIMカードや端末が到着したら同封の書類を確認し、WEBか電話から回線切替の手続きを行います。

【以下へアクセス】
オンライン回線切替受付サイト|Y!mobile | ワイモバイル
受付時間 9:00 ~ 20:30(年中無休)
 
【切替に必要な情報】
・WEB受注番号
・携帯電話番号
・契約時に設定した4桁の暗証番号

到着から6日後の20:30までに切り替えを行わなかった場合、ワイモバイル側で切り替えが行われます。

今まで使っていたソフトバンクの契約は、ワイモバイルに切り替わったと同時に自動で解約されますので別途手続きは不要です。

SIMカードや端末が届いたらすぐに使えるのではなく、回線の切り替えが完了して初めて使えるようになりますので、この点は把握しておきましょう。

内容に確認が必要・審査に通らなかった場合

申し込み内容に確認が必要な場合、「(重要)お申し込み内容のご確認」というメールが届きます。

メールに記載の窓口へ、出来るだけすぐに電話をかけ正しい情報へ修正してください。

また、審査が通らなかった場合は「お申し込み審査結果についてのお知らせ」というメールが届きます。

審査基準は公表されていませんが、支払い状況に不備があるかもしれません。今一度確認してみましょう。

手順5|初期設定(APN設定など)を行う

回線切り替えまで完了したら、最後にAPN設定などの初期設定を行います。

手順5-1|APN設定

ワイモバイルをSIMのみで申し込んだ場合は、自分でAPN(プロファイル)設定を行う必要があります。

※ワイモバイルから購入したスマホの場合には、設定が済んでいるためこの作業は不要です。

スマホの操作に慣れない人は、ワイモバイルでスマホを購入するとAPN設定を省けるため、楽に済みますよ。

APN設定は機種によって設定方法が異なりますので、iPhone・Androidそれぞれ公式サイトの以下ページからご確認ください。

手順5-1|その他初期設定

以上の操作で、通話・インターネットと最低限の操作ができるようになりましたが、その他の初期設定も早めに済ませておきましょう。

その他、主な初期設定は以下の通りです。

その他初期設定
  • My Y!mobile初期設定
  • Y!mobileサービス初期登録
  • My Y!mobileメール設定
  • 画像・音楽・連絡先などデータ移行
  • LINEのトーク履歴移行
  • ゲームのセーブデータ移行

ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える注意点

ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換え注意点

ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるときは、以下の注意点を把握しておきましょう。

ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える注意点

SIMロック解除が必要

ソフトバンクで購入したスマホをそのままワイモバイルで利用する場合、2021年5月12日以前に購入した端末に限り、SIMロック解除の手続きが必要です。

ソフトバンクでは、2015年5月以降に販売された端末に限りSIMロック解除が可能となっており、2021年5月12日以降に購入した機種は、原則としてSIMロックがかかっていないため手続き不要です。

SIMロックを解除する方法は以下の2通りです。

①ソフトバンクの店舗で手続きする場合:手数料3,300円(税込)と本人確認書類が必要
②自分で手続きする場合:ソフトバンクの「My SoftBank」や公式サポートページから無料で解除が可能

SIMロックの解除状況や手続き方法は、事前にソフトバンクの公式サイトで確認しておくと安心です。

参考 ソフトバンクの携帯電話を他社で利用する/SIMロック解除 | ソフトバンク

SIMカードのサイズに注意

SIMカードのみで契約する場合は、利用する端末に対応したSIMカードのサイズを必ず確認する必要があります。

SIMカードには、以下の3種類があります。

・標準SIM
・microSIM
・nanoSIM

端末によって対応しているSIMカードのサイズが異なるため、事前の確認が非常に重要です。端末を自分で用意する場合は、以下のいずれかの方法で確認しましょう。

・端末本体に記載されている型番から確認する
・メーカーの公式サイトや取扱説明書で確認する

サイズを誤って申し込むと通信が利用できない原因になるため、慎重に確認してから申し込みを進めてください。

端末代の残金を支払う必要がある

ソフトバンクで購入した端末の代金を分割払い中で、まだ支払いが完了していない場合は、MNPで他社に乗り換えても残りの端末代金を支払う必要があります

ただし、乗り換えたからといって残金が一括で請求されるわけではありません。これまで通り、分割払いでの支払いを継続することができますので、安心して乗り換え手続きを進めてください。

契約者の変更は乗り換え前に行う必要がある

2021年8月18日(水)以降、ソフトバンクからワイモバイルやLINEMOといったグループ内ブランドへの乗り換え手続きが簡素化されました。

これにより、契約者情報や請求先情報などが乗り換え先に自動で引き継がれるようになり、これまで必要だった個人情報の再登録が不要となりました

ただし、この簡略化された手続きを利用するには、ソフトバンクとワイモバイルで契約者名義が同一であることが条件です。

乗り換えと同時に名義を変更したいと考えている場合は、あらかじめソフトバンク側で名義変更を済ませておく必要がありますので、手続きの順序にご注意ください。

ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えても変わらないサービスもある

ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えても変わらないサービスのイメージ

ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えても引き続き利用できるサービスは以下のとおりです。

ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換え時に、使えなくなるサービスがあるのか不安な方はひとつずつご覧ください。

ワイモバイルでもショップサポートが可能

ワイモバイルは店舗があり、全国に約4,000店舗も展開されています。

料金プランの相談や端末が故障した時も直接ショップに行き相談することが可能です。

また、ワイモバイルはソフトバンクグループの子会社なので、ソフトバンクショップでも「ワイモバイル取り扱い」が可能なところであれば契約することができます。

ソフトバンクの店舗も全国にあるので、契約時やサポートを受けたいときなどに便利です。

ソフトバンクのWi-Fiスポットの利用

主要な駅やカフェなどにソフトバンクのWi-Fiスポットが設置されていますが、ワイモバイルユーザーになると、ソフトバンクのWi-Fiスポットが使い放題です。

旅行や出張など、出先でWi-Fiを使えるため利用できると便利です。

LINEのID検索・キャリア決済も利用可能

数多くの格安SIMでは、LINEの年齢認証やID検索、キャリア決済が行えないデメリットがあります。

しかし、ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドのため、「My Softbank」を利用して年齢確認や、LINEのID検索も今まで通り使用できます。

キャリア決済に関しても、対応している機種を使っていれば「ワイモバイルまとめて支払い」という、月々のワイモバイルの料金とまとめて支払いができる決済サービスを利用できます。

このように、ワイモバイルは月々の料金を抑えられるだけでなく、使用感に関してもソフトバンクとほぼ変わりない状態で使うことができます。

「おうち割」による月額料金の割引

ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えても、ソフトバンク光・SoftBank Airとのセット割引「おうち割」は引き続き利用できます。

また、ワイモバイルのシンプル2M/Lはソフトバンク光・SoftBank Airとセット割引を適用することで、月額1,650円の割引が可能です。

キャリア割引額
ソフトバンク最大1,100円
ワイモバイル最大1,650円

ソフトバンクよりワイモバイルのほうが割引額自体が大きくなるため、乗り換えを検討している方は安心してください。

「家族割引サービス」による月額料金の割引

ソフトバンクは3人以上の利用で毎月1,210円の家族割サービスがありますが、ワイモバイルでも家族割サービスは利用できます。

ワイモバイルの家族割サービスは、2回線目以降から毎月1,100円の割引が受けられるサービスです。

キャリア割引額
ソフトバンク最大1,210円
ワイモバイル最大1,100円

ソフトバンクと比べると若干割引額は低下しますが、2回線目から1,100円の割引になるメリットがあります。

家族2人で利用する場合は、ワイモバイルの方がお得になるため、家族割サービスがあるか不安だった方は安心してください。

ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるメリット

ソフトバンクとワイモバイルの違い

ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えると以下のようなメリットがあります。

ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるメリット

ソフトバンクのサブブランドなので速度が安定している

ワイモバイルとソフトバンクはどちらも同じソフトバンクの回線を使っています。

ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドという立ち位置で通信サービスを提供しており、他社MVNOとは違いソフトバンク回線を優先的に使うことができます

また、ワイモバイルのシンプル2 M/Lは速度制限時でも最大1Mbpsで利用できます。1Mbpsというと、中画質程度の動画なら見れる速度です。

通信品質もソフトバンクと同品質、かつ格安料金で利用できる点は大きなメリットでしょう。

PayPayやYahoo!などの関連サービスがお得

ワイモバイルの魅力のひとつは、PayPayやYahoo!などの関連サービスをお得に利用できる点です。

たとえば、PayPayモールやYahoo!ショッピングでPayPay残高で支払うと、最大20%相当のポイント還元を受けられるキャンペーンが用意されており、日常的にネットショッピングをする方には嬉しい特典です。

さらに、通常月額508円(税込)の「Yahoo!プレミアム」会員にも、ワイモバイルユーザーは無料で加入可能。
Yahoo!プレミアムに加入すると、以下のような多彩な特典が受けられます。

・Yahoo!ショッピングのポイントがアップ
・電子書籍の読み放題サービス
・コンビニ商品の抽選プレゼント

また、月額550円(税込)で加入できる「Enjoyパック」を利用すれば、以下のような特典も得られます。

・毎月Yahoo!ショッピングで使える500円クーポン
・パケット550円分のデータ通信料
・Yahoo!ショッピングでのポイント還元率最大12倍

PayPayやYahoo!関連サービスを日常的に利用している方には、ワイモバイルは特に相性の良いキャリアといえるでしょう。

違約金・MNP予約転出不要で乗り換えができる

ソフトバンクのサブブランドであるワイモバイルは、同じグループ内のサービスということもあり、電話番号を引き継ぐ際に「MNP予約番号」が不要で乗り換えが可能です。

MNP予約番号は本来、ネット上で簡単に発行できますが、そもそもその手続き自体が不要になるため、ひと手間省けてよりスムーズに乗り換えを進められます。

また、従来は契約更新月以外の解約に契約解除料が発生するケースもありましたが、現在はソフトバンクからワイモバイルやLINEMOへの乗り換えに関しては、契約解除料や契約事務手数料がすべて無料になっています。

そのため、ソフトバンクからの乗り換えを検討する際には、更新月や違約金を気にせずに手続きできるのも大きなメリットです。

負担を抑えて、気軽に新しいプランへ移行したい方にとっては、メリットの大きい仕組みといえるでしょう。

ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるデメリット

ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える際の注意点

ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える際に発生するデメリットや注意点は以下のようなものが挙げられます。

ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるデメリット

ソフトバンクのキャリアメールが使えなくなる(対処法あり)

ワイモバイルはソフトバンクのグループ会社ではありますが、乗り換えにあたっては別会社という事になります。

そのため、ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えると、ソフトバンクのキャリアメール(@softbank.ne.jp / @i.softbank.jp)やキャリア決済サービス「ソフトバンクまとめて支払い」は利用できなくなります。

これらを引き続き使いたい方は注意が必要です。

ただし、ワイモバイルでも以下の代替サービスが提供されています。

・無料のメールサービス(@yahoo.ne.jp)
・キャリア決済「ワイモバイルまとめて支払い」

なお、「ワイモバイルまとめて支払い」は、ソフトバンクまとめて支払いからの情報引き継ぎはできません。希望する方は、ワイモバイル契約後にあらためて登録が必要です。

また、ソフトバンクのメールアドレスを引き続き利用したい方には、「メールアドレス持ち運びサービス」も用意されています。

利用料:年額3,300円/1メールアドレス
申込方法:ワイモバイルへの乗り換え後31日以内にMy SoftBankから申込

仕事などでソフトバンクのメールアドレスを継続利用したい場合は、この「持ち運びサービス」も活用するとよいでしょう。

PayPayポイントの還元率が下がる

ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えると、PayPayポイントの還元率が5%低下します。

キャリアPayPayポイント還元率
ソフトバンク最大17%
ワイモバイル最大12%

ソフトバンクとワイモバイルのPayPay還元率の違いは5%程度ですが、ソフトバンクで最大17%の還元率の方だと、乗り換え後にポイントが貯まりづらいと感じるかもしれません。

ワイモバイルに乗り換えることで還元率以上、月額料金を抑えられていますが、普段からPayPayポイントを貯めていた方は覚えておきましょう。

ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるベストなタイミング

ソフトバンクからワイモバイル乗り換えのタイミング

ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換え時には違約金が発生しないため、基本的にはいつ乗り換えても問題ありません。

しかし、特に以下3つのタイミングだとお得に乗り換えられます。

乗り換えタイミング
  • 月末(20日前後)
  • 学割などのキャンペーンがアツい時期
  • 自宅にネット回線を引く時

月末(20日前後)

ソフトバンクは解約月の料金が日割りにならないため、20日前後まで契約してワイモバイルへ乗り換えたほうがお得です。

また、ワイモバイルの初月料金は日割りになる上に、データ容量は1か月分もらえることもポイントです。

仮にワイモバイルの初月分のデータ容量が余ってしまっても、翌月までデータを繰り越せます。

そのため、月の上〜中旬よりは月末に近い20日前後で乗り換えるのがおすすめです。

学割などのキャンペーンがアツい時期

ワイモバイルの申し込み特典は他社格安SIMに比べても充実しているのですが、学割の受付期間かつ新生活開始シーズンの2月〜4月頃がおすすめです。

また、不定期で年に数回行われる超PayPay祭期間中の申し込みもおすすめ。

過去の超PayPay祭では、ワイモバイルのSIMのみ契約時のPayPay還元額や、端末割引が増額されるなど特典がパワーアップしています。

5歳〜18歳までのお子さんが新しくスマホを持つご家族は2月〜4月頃、19歳以上の方は超PayPay祭期間中を狙ってみてはいかがでしょうか。

自宅にネット回線を引く時

自宅にネット回線を引くときも、おすすめの乗り換えタイミングです。

ワイモバイルには「おうち割 光セット」という、ソフトバンク光・ソフトバンクAirとセットにすることで月1,188円割引を受けられるサービスがあります。

職場の環境が変わったなどで自宅にネット環境を用意する必要が出てきたタイミングといった、自宅にネット回線を引く時に、一緒にスマホもワイモバイルに乗り換えるのもおすすめです。

ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えがおすすめの人

ワイモバイル

ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える上でのメリット・デメリット、料金シミュレーションをご紹介してきました。

これらのメリット・デメリットをふまえ、ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えがおすすめの人は以下のような人です。

ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えがおすすめの人
  • 通信速度やサポート面の安心感はそのままに料金を安くしたい人
  • 毎月の使用データ量が30GBに収まる人
  • PayPayやYahoo!関連のサービスをよく使う人
  • 電波の繋がりやすさを変えたくない人

ソフトバンクユーザーの中には、PayPayやYahoo!関連サービスの還元特典を活用している方も多いのではないでしょうか?

ワイモバイルは、プラン料金の安さに加えPayPayやYahoo!との連携サービスが充実しているため、これらのサービスを日常的に利用しているソフトバンクユーザーにとって、特におすすめの乗り換え先です。

また、ソフトバンクからauやドコモ回線を使う他の通信事業者へ乗り換える場合、回線設備が異なるため、通信速度が落ちたり、電波がつながりにくくなる可能性があります。

そうした通信品質のリスクを避けたい場合でも、同じソフトバンクグループの回線を使うワイモバイルなら、環境を大きく変えずに月額料金だけを抑えることができます。

コストを抑えながら、普段使いの快適さやサービスの利便性をキープしたい方には、ワイモバイルは非常に相性の良い選択肢といえるでしょう。

ソフトバンクとワイモバイルの料金比較シミュレーション

ソフトバンクとワイモバイルの料金比較シミュレーション

ソフトバンクとワイモバイルの違いをご説明したところで、実際にソフトバンクとワイモバイルを家族で使った場合の料金はどうなるのかシミュレーションを行います。

条件は以下の通り。

シミュレーション条件
  • 家族4人で利用した場合を想定。
  • 家族割は適用。ネット回線とのセット割は適用なし。
  • ソフトバンク:プランはメリハリ無制限×3人、ミニフィットプラン+(~3GB)×1人。
  • ワイモバイル:プランはシンプル2 L×1人、シンプル2 M×2人、シンプル2 S×1人。
スクロールできます
プラン名メリハリ無制限
(親回線×1)
メリハリ無制限
(子回線×2)
ミニフィットプラン+
(~3GB)
月額料金7,425円7,425円×25,478円
新みんな家族割-1,210円-1,210円×2
月額料金6,215円6,215円×25,478円
月額料金合計24,123円
ソフトバンクの料金シミュレーション
プラン名シンプル2 L×1シンプル2 M×2シンプル2 S×1
月額料金5,115円4,015円×22,365円
家族割-1,100円×2-1,100円
月額料金5,115円2,915円×21,265円
月額料金合計12,210円
ワイモバイルの料金シミュレーション

※家族割は2回線目以降に適用

このように、ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えることで年間140,000円超の料金を節約することができる結果となりました。

ソフトバンクのミニフィットプラン+は「新みんな家族割」の対象外となるので、あまりデータ容量を使わない方はワイモバイルのシンプル2 Sを利用し、家族割を適用させた方が通信費を抑えられる点にも注目です。

ワイモバイルではソフトバンク同様、ネット回線とのセット割である「おうち割 光セット」もあります。

ソフトバンクで固定回線を利用している方は、引き続き割引を適用できますよ。

ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える際のよくある疑問

Q&A
よくある疑問にお答え!

ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える際に確認しておきたい疑問点にお答えしていきます。

ワイモバイルへメールアドレスの引き継ぎはできるの?

引継ぎはできません。

ソフトバンクとワイモバイルは同じグループではありますが別会社。MNPとは異なり「メールアドレスを引き継ぐ」という事はできません。

ただし、ソフトバンクで「メールアドレス持ち運び」サービスが開始されたので、年間3,300円でソフトバンクのメールアドレスを使い続けることが可能になりました。

ただし、譲渡承認日と同日に乗り換え(MNP)・解約すると、サービスの申し込みをできない場合があります。

参考・引用元:メールアドレス持ち運び | ソフトバンク

ソフトバンクからワイモバイルへの短期解約(移行)はまずい?

ブラックリストに入る可能性があるので、おすすめしません。

大手キャリアを始め格安SIMを含めた通信事業者では、新規契約や乗り換え(MNP)の場合さまざまな特典を展開しています。

MNPを用いての乗り換えは特にキャンペーンがアツい傾向にありますが、少なくとも半年・1年程度は継続し、短いスパンでの解約→乗り換えは慎重にしましょう。

ソフトバンクでブラックリスト入りした場合、グループ会社であるワイモバイルの審査に影響する可能性があります。

機種そのまま(SIMのみ)でも申し込めるの?

可能です。

ワイモバイルのSIMは物理的なSIMカードと、スマホ本体に埋め込まれているタイプのeSIMという2種類のSIMを提供しています。

ソフトバンクからの乗り換えであっても、どちらのSIMでもSIMのみで申し込むことができます。

ソフトバンクでの機種代の残金はどうなる?

引き続きソフトバンクへの支払いとなります。

ソフトバンク契約時に分割払いを設定した端末代金は、ワイモバイルへ乗り換えた後もソフトバンクへの支払いとして残ります。

ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドですが、端末の残金がワイモバイルへ引き継がれるわけではありません。

PayPayの引継ぎはどうしたらいい?

携帯電話番号に変更がなければ、PayPayに登録した携帯電話番号とパスワードで引き続き利用できます。

PayPayアカウントの連携をする前に「Y!mobileサービス初期登録」を行いましょう。

ワイモバイルで契約した電話番号とYahoo! JAPAN IDを連携することで、PayPayとワイモバイルのアカウント連携が行えるようになります。

その際、Wi-Fiをオフにしてから登録をはじめてください。詳しい引継ぎ・連携方法は以下を参照してください。

参考・引用元:PayPayアプリの登録・連携|ワイモバイル

eSIMを使っているときの乗り換え方法は?

eSIMを使っているときでも、物理SIMカードのときと乗り換え方法は変わりません。

ただし、eSIMを使っている場合は、SIMカードが届くのを待つ必要がないため、最短即日に乗り換え手続きが完了します。

乗り換え手続きが完了するスピードは変わるものの、手続き自体は変わらないと覚えておきましょう。

店舗で乗り換えると手数料はかかる?

店舗での乗り換えでも手数料は発生しません。

ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えは、店舗で行っても手数料は発生せず、手続きをスタッフが行ってくれます。

ただし、Webからの方がお得なキャンペーンが開催されていることもあるため、キャンペーン重視の方はWebからの乗り換えがおすすめです。

まとめ

ワイモバイルはソフトバンクの子会社であり、ソフトバンクと比べて料金プランがシンプルでリーズナブルなのが大きな特徴です。

ワイモバイルに乗り換えることで得られる主なメリットは、以下のとおりです。

乗り換えメリット
  • 月額料金を抑えられる
  • PayPayやYahoo!などの関連サービスをお得に利用できる
  • MNP予約番号や解約金が不要で手続きがスムーズ

また、乗り換え前にはメールアドレスの引き継ぎやデータ移行の準備をしておくと安心です。申し込みは待ち時間のない公式オンラインストアからの手続きがおすすめです。

ワイモバイルなら、通信品質はそのままに、自分の使い方に合ったプランでスマホ料金を抑えることが可能。毎月の固定費を見直したい方や、無駄を省いて賢くスマホを使いたい方にとっておすすめな選択肢です。

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執筆/編集

ALL CONNECT MAGAZINE編集部です。回線の販売員やカスタマーサポートに従事しお客様の「わからない」を「わかる」に変えるお手伝いをしてきました。この経験を活かし、複雑な通信サービスもわかりやすく、安心して選んでいただける情報をお届けしています。ALL CONNECT MAGAZINEで役立つ情報をぜひお楽しみください。

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