通信インフラ事業と地域振興事業を手掛ける株式会社ALL CONNECT(代表取締役社長:岩井宏太・本社:福井県福井市)が運営する通信メディア「オールコネクトマガジン(https://all-connect.co.jp/magazine/)」は、小学生~中学生の子供がいる保護者300人を対象にスマホ利用実態調査を行いました。
本調査の結果、子どものスマホは「小学生」で持ち始め(56%)、端末はiPhone(40%)、回線は格安SIM(50%超)が主流という傾向が明らかになりました。
本調査では、子どもにスマホを持たせた年齢や動機、使用端末、利用回線など、子どものスマホ利用実態の実像を明らかにしました。
【調査概要】
| 調査方法 | クラウドワークス |
|---|---|
| 回答者年代 | 30〜50代 |
| 調査人数 | 300人 |
| 調査期間 | 2025年12月3日〜12月17日 |
| 対象条件 | 小学生~中学生の子どもがいる保護者 |
| 集計方法 | クロス集計(学年別・回線別など複数条件で分析) |
【結論】子どものスマホは「小学生」で持ち始める─56%が低学年〜高学年
本調査では、子どものスマホ所有は小学生(低学年〜高学年)からがピークで56%でした。

【子供にスマホを持たせた学年】
| 学年 | 割合 |
|---|---|
| 小学生以下 | 6% |
| 小学生低学年 | 28.33% |
| 小学生高学年 | 28.33% |
| 中学1年生 | 11.33% |
| 中学2年生 | 2% |
| 中学3年生 | 3% |
| まだ持たせていない | 21% |
小学生低学年(28%)と高学年(28%)を合わせると56%となり、中学生全体(16%)の約3.5倍です。
中学1年生は11%、中学2〜3年生は合わせて5%と、中学生以降にスマホを持ち始めるケースは少数派です。
その他、まだ持たせていないと回答した方も21%いたものの、持たせる年齢を決めているという回答が見られました。
小学生の間から子どもにスマホを持たせ始める理由としては、以下が考えられます。
- 子どもと連絡が取れる手段の確保(緊急時の連絡)
- 子どもがスマホを欲しがる
- 子どもがいる場所の把握
近年はスマホが普及したこともあり、小学生の低学年から高学年の間にスマホを持たせるご家庭が多いようです。
- 小学生(低学年〜高学年)の時期にスマホを持ち始める子どもが56%(中学生の約3.5倍)
- 中学生以降に持ち始める子どもは16%と少数派
- 「まだ持たせていない」家庭も21%存在するが、時期は計画済みが多い
中学生のスマホ所有率は96%超─ほぼ全員が所持
学年別のスマホ所有率では、中学生(1~3年)になると96%以上もの子どもがスマホを持っていることが分かりました。

【学年別スマホ所有率】
| 学年 | 割合(%) |
|---|---|
| 小学生低学年(1~3年) | 50.40% |
| 小学生高学年(4~6年) | 84.42% |
| 中学生(1~3年) | 96.94% |
中学生の所有率は96.9%で、小学生低学年(50%)の約1.9倍でした。低学年から高学年の間に34ポイント上昇しています。
令和4年版の総務省「情報白書」では、スマホの世帯保有率が88.6%だったことを考慮すると、スマホの普及に伴い、子どものスマホ保有も増えていると考えられます。
スマホの所有状況が50%以上ある理由は、以下が考えられます。
- 子どもと電話やメッセージでやり取りする必要がある
- スマホが普及し、子どもに持たせる抵抗が減ってきている
小学生低学年でも50%の子どもがスマホを所持しており、スマホ所有の低年齢化が進んでいることがわかります。こども家庭庁(2023年度)では中学生のスマホ所有率が83.6%、東京都(2025年)では90.4%と報告されており、本調査の96.9%はやや高めですが、全調査で「低年齢化」が共通して確認されています。
- 中学生になると96%以上の子どもがスマホを所有(小学生低学年の約1.9倍)
- 小学生低学年でも50%がスマホを所有
- 小学生高学年では84%が所有(低学年より34ポイント上昇)
子どもの端末はiPhoneが40%で最多─Androidを6ポイント上回る
子どもが利用している端末の種類の傾向を見ると、40%もの子どもがiPhoneを使っていることが分かりました。

【子どもが使用している端末】
| 端末種類 | 割合(%) |
|---|---|
| iPhone | 40% |
| Android | 34.33% |
| キッズ携帯 | 15% |
| わからない(子どもが選んだ) | 10.67% |
iPhoneが40%で最多となり、Android(34%)を6ポイント上回りました。
iPhoneとAndroidを合わせると73%となり、キッズ携帯(15%)の約4.9倍でした。子どもにはキッズ携帯よりも通常のスマートフォンを持たせる家庭が圧倒的に多いことがわかります。
MMD研究所が2025年9月に行ったスマートフォンOSシェア調査では、iPhoneは48.3%、Androidは51.4%という結果が出ているため、子どもの方がiPhoneを求めている傾向があると考えられます。
iPhoneが子どもに選ばれる理由としては、以下が考えられます。
- ファミリー共有やスクリーンタイム機能で親が管理しやすい
- 周囲の友だちがiPhoneを使っている(同調効果)
- 操作がシンプルで子どもでも使いやすい
MMD研究所の調査(2025年9月)では全体のiPhoneシェアは48%ですが、本調査では子ども世代でiPhoneがより選ばれていることがわかりました。
- iPhoneが40%で最多、Androidを6ポイント上回る
- iPhone+Android=73%(キッズ携帯の約4.9倍)
- キッズ携帯は15%と少数派
子どもの回線は格安SIMが50%超──大手キャリアの約1.4倍

子どもの利用回線を調査したところ、格安SIMが全学年で50%超とシェア1位でした。大手キャリアの約1.4倍となり、月額料金を抑えたい家庭が多いことがわかります。
【学年別の利用回線】
| 学年 | 大手キャリア (ドコモ・au・ソフトバンク) | 格安SIM (MVNO) | Wi-Fiのみ (SIMなし) |
|---|---|---|---|
| 小学生低学年 (1~3年) | 25.60% | 52.00% | 22.40% |
| 小学生高学年 (4~6年) | 35.06% | 53.25% | 11.69% |
| 中学生 (1~3年) | 41.84% | 57.14% | 1.02% |
格安SIMが全学年で50%超(小学低学年52%→高学年53%→中学生57%)で、大手キャリア(25%→35%→41%)を上回りました。
年齢が上がるにつれて、キャリアへの移行が25%から35%、41%と増加しており、Wi-Fiのみで利用する子どもが減っていっていることが分かります。
特に中学生の年齢では、Wi-Fiのみの利用が1%と非常に少数となっており、小学低学年(22%)から21ポイント減少しています。
また、格安SIMのシェアも52%→53%→57%と年齢とともに増加しており、子どもの成長に合わせて月額料金を抑えたいニーズが高まっていることがわかります。
格安SIMが選ばれる理由としては、以下が考えられます。
- 月額料金が大手キャリアの1/3~1/2程度で済む
- 高額なiPhoneを持たせる分、通信費を抑えたい
- 親と同じ回線にして家族割を適用している
MMD研究所(2025年3月)では大人のキャリアシェアは52%ですが、子ども世代では格安SIMが50%超と逆転しており、子どもには格安SIMを選ぶ傾向が明確です。
- 格安SIMが全学年で50%超(大手キャリアの約1.4倍)
- Wi-Fiのみの利用は中学生で1%(小学低学年22%から21ポイント減少)
保護者の不安1位は「SNSトラブル」(40%)─依存より人間関係
保護者が感じる心配・不安では、SNSに関する心配が40%と最も多い回答でした。

【保護者の不安ランキング】
| 保護者の不安 | 割合(%) |
|---|---|
| 1位・SNSに関する心配 | 40% |
| 2位・スマホ依存への不安 | 29.33% |
| 3位・ゲーム | 12.67% |
| 4位・課金 | 10.67% |
SNSトラブル(40%)がスマホ依存(29%)を11ポイント上回り、約1.4倍の差がありました。ゲーム(12%)や課金(10%)より、SNSを通じた人間関係のトラブルを心配する保護者が多いことがわかります。
SNSトラブルの具体例として、以下のようなケースが挙げられます。
- グループLINEでの仲間外れ・悪口
- 知らない人からのDM・フォローリクエスト
- 個人情報(顔写真・位置情報)の不用意な公開
- SNSを通じた闘バイトへの勧誘
また、こども家庭庁「青少年のインターネット利用環境実態調査」でも、保護者が心配する項目として「SNS等でのいじめやトラブル」が上位にランクインしています。
ゲーム(12%)と課金(10%)を合わせても22%で、SNS(40%)の約半分にとどまります。SNSを通じた人間関係のトラブルへの不安が突出しています。
- 保護者の不安1位:SNSトラブル(40%)>スマホ依存(29%)
- SNSトラブルはスマホ依存の約1.4倍
- ゲーム+課金(計22%)はSNSの約半分
子どものスマホに関するよくある疑問
子どものスマホに関するよくある疑問に回答します。
子どもにスマホを持たせるベストな時期はいつですか?
本調査では小学生(低学年〜高学年)が56%で最多でした。特に小学生高学年になると84%がスマホを所持しており、周囲との連絡手段として必要性が高まる時期と考えられます。
子どもにはiPhoneとAndroidどちらが人気ですか?
iPhoneが40%で最多、次いでAndroidが34%でした。日本国内でのiPhone人気が子ども世代にも反映されています。
子どものスマホは大手キャリアと格安SIMどちらが多いですか?
格安SIMが全学年で50%超とシェア1位です。高額なiPhoneを持たせる分、月額料金を格安SIMで抑える家庭が多い傾向です。
保護者が子どものスマホで最も心配していることは何ですか?
SNSトラブル(40%)が最多でした。スマホ依存(29%)やゲーム(12%)より、SNSを通じた人間関係のトラブルを心配する保護者が多い結果となりました。
子どものスマホは新品と中古どちらで購入する家庭が多いですか?
新品購入が57%で最多です。親のお下がりが30%、中古購入は13%と少数派でした。
中学生のスマホ所有率はどのくらいですか?
96%以上の中学生がスマホを所持しています。小学生高学年で84%、中学生でほぼ全員という傾向です。
まとめ
今回の子どものスマホ利用実態調査では、「小学生で持ち始め、格安SIM×iPhoneの組み合わせが主流」という傾向が明らかになりました。
小学生低学年〜高学年で56%の子どもがスマホを持ち始め、中学生になると96%以上がスマホを所持。端末はiPhone(40%)がAndroid(34%)を上回り、回線は格安SIMが全学年で50%超とシェア1位でした。
保護者の不安では、スマホ依存(29%)よりもSNSトラブル(40%)が11ポイント高く、子どもの人間関係への影響を懸念する声が目立ちました。
- スマホを持ち始める時期:小学生(低学年〜高学年)が56%で最多(中学生の約3.5倍)
- 中学生のスマホ所有率:96%以上(ほぼ全員が所持)
- 人気端末:iPhoneが40%で最多(Androidを6ポイント上回る)
- 利用回線:格安SIMが50%超で全学年シェア1位(大手キャリアの約1.4倍)
- スマホ購入方法:新品購入が57%(中古13%の約4.4倍)
- 保護者の不安1位:SNSトラブル(40%)>スマホ依存(29%)
子どもにスマホを持たせる際は、端末代を新品iPhoneで、月額料金を格安SIMで抑えるという組み合わせがトレンドになっています。
子どもへ持たせるスマホのことでお悩みの場合は、本調査を参考に選んではいかがでしょうか。
- 格安SIM 子供(https://all-connect.co.jp/magazine/kakuyasu_sim_child/)
- スマホおすすめ(https://all-connect.co.jp/magazine/smartphone-recommendation/)
- 格安SIMとは(https://all-connect.co.jp/magazine/kakuyasu-sim-info/)
- 格安SIM おすすめ(https://all-connect.co.jp/magazine/kakuyasu-sim-recommendation/)
- 格安SIM キャンペーン(https://all-connect.co.jp/magazine/sim-campaign/












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